ジャパンダイジェスト

家族と過ごす時間がないドイツ人

家族仕事と家庭の両立は、働く現代人が抱える共通の難題と言えよう。アレンスバッハ世論調査研究所が16歳以上の市民1617人を対象に行った意識調査の結果、回答者の大多数が、もっと家族と過ごす時間が欲しいと考えている一方で、実際に十分な時間を取れているという人は28%にとどまった。同研究所によれば、「時間がない!」と考えるのは勤務時間以外でも常に緊急事態に備えて頭の中が仕事モードで、完全に“オフ”になっていないから。これでは、理想の家族形態に近付けないのも無理はない。そこでシュレーダー家庭相が思い付いたのが「祖父母手当」。孫の世話をするために休職ないし勤務時間を減らす祖父母に対する手当だが、導入されたら家族で利用を考えたいとする人は40%に上り、評判は上々のようだ。働く人を支える仕組みは、家庭円満の大きな助力となるはず!

 
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