世論調査機関YouGovが12日の母の日に発表した調査で、東西で母親の呼び方にかなり違いがあることが判明した。旧西独地域では成人の57%が母親をMamaと呼ぶのに対し、Muttiと呼ぶのは22%。一方、旧東独地域では55%がMuttiを使い、Mamaと呼ぶ人の割合は24%で西側とは逆の結果になった。理由は定かではないが、旧東独DDR時代の風習から来ているのではないかとの説が一般的。これに対し、旧西独では父親が子どものいない場面でも妻にMuttiと呼び掛けることがあるが、これが古臭い慣習とみなされ、母親たちはこの言葉を聞くと背中に虫唾が走るのだそう。ちなみに、バイエルン州CSUの保守派の議員たちは、メルケル首相(CDU)が自分たちの気に入らない決断を下した際、Muttiと呼んで揶揄しているとか。
15 Nov. 2024 1230号
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