英BBCワールドサービスが毎年発表している世界高感度調査で今年、ドイツが堂々1位に輝いた。調査は世界25カ国約2万6000人の市民を対象に、国際社会においてネガティブあるいはポジティブな影響を与えていると思う国や機関について電話で尋ねたもの。その結果、ドイツついては「ポジティブ」と捉える人の割合が59%に上り、「ネガティブ」と考える人は15%にとどまった。2位はカナダ、3位は英国だった。特にガーナやフランス、オーストラリア人のドイツに対する評価が高く、ユーロ危機への対応をめぐって地中海沿岸諸国を中心に「ドイツは欧州の新たな覇権者気取りで、自分たちの生活様式や経済システムを他国に強要しようとしている」といった批判が過熱している中での好結果に、最も驚いているのはドイツ人自身だろう。
15 Nov. 2024 1230号
寒い季節を温かく彩る
ドイツのクリスマス飾り