今年も、夏期休暇中に人員不足のためマインツ中央駅が機能不全に陥ったり、つい先日はシステムに必要なソフトウエアの交換・調整のためにライプツィヒ中央駅が4日間にわたって完全に閉鎖されたりと、乗客の生活に致命的に不便を強いること度々といった感じのドイツ鉄道(DB)。JRの快適さを知る日本人の乗客にとっては、まさに信じられないことの連続だろう。そのDBが、深刻な人員不足がトラブルの原因の1つと断定し、12月に再び運賃の値上げを検討していると9月29日、報道された。値上げ率は2~3%。冬季の運行予定に切り替わる12月15日から値上げを実施し、2012年に1万人、2013年に7000人(9月末現在)を新たに雇用した分のコストを捻出したい意向。大洪水に見舞われた地域などは対象外と言う。来年の夏は、快適な電車の旅を約束してくれるだろうか?
20 Dez. 2024 1232号
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