出生率の低下に高い平均寿命―。ドイツ人口の平均年齢が、欧州連合(EU)28カ国中で最高齢となったことが、連邦統計局の調べで明らかになった。この報告によると、欧州全体の平均年齢は41.5歳。ドイツはそれより3.5歳も高い45歳という結果に。2位はイタリアの43.8歳、3位はブルガリアで42.7歳。最も若いのはアイルランドで、この平均年齢を10歳も下回る35歳。昨年の統計年鑑によると、世界一の高齢社会(長寿)国は、1位が日本で、ドイツはこれに次ぐ2位であった。ところで、ドイツでは過去20年間で平均年齢が7.4歳も上昇しているのに対し、スウェーデンは2.4歳の上昇と穏やかな推移を見せている。専門家はこの差について、出生力、寿命の伸び、 移民の有無が関係していると指摘している。
15 Nov. 2024 1230号
寒い季節を温かく彩る
ドイツのクリスマス飾り