ジャパンダイジェスト

外来種の動物が急増

ここ数年、アライグマやタヌキ、ミンクなど、欧州外から持ち込まれた外来種の野生動物が国内で急増している。ドイツ狩猟連盟が2012~13年の狩猟シーズンに捕獲されたアライグマは10万匹以上で、前年比約47%増。過去10年で3倍に増えたそうだ。それによって被害を受けているのが、水鳥やゼニガメ、水辺に生息する希少な両生類。特に厄介なのが米大陸からやって来たミンクで、彼らは水辺のカモやクイナなどを食い尽くす勢いで繁殖しているという。増加の原因は、動物愛護団体らが、これらの動物を自然に放つ活動を行ったこと。ロストックの動物学者キンツェルバッハ教授は「せめて自然保護重点区域だけでもミンクを完全捕獲すべき」と語るが、数の減少は見込めない。人の手が加わった自然は、もう元の姿には戻らないのだ。

 
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