ラインラント=プファルツ州の女性が、オンライン・ショッピングで古着の子ども用ズボンを購入した。値段は10ユーロ……のはずだった。というのも、この女性はお金を送金する際、コンマを打つ位置を間違えて、なんと1000ユーロも振り込んでしまったのだ。しばらくしてこの間違いに気付いた女性は裁判所に訴え、販売者側に差額分990ユーロの返金を要求。ところが、裁判所が販売者に命じた支払い額は、そのわずか半分だった。理由は、女性がコンマを打つ位置を自ら間違え、さらに販売者が2度もメールで間違いを指摘していたにもかかわらず、それをろくに読みもせず、「分かりました」とだけ返事をしていたから。販売者は思いがけない天からの恵みだと考え、振り込まれたお金を使ってしまったとか。
15 Nov. 2024 1230号
寒い季節を温かく彩る
ドイツのクリスマス飾り