4.8%――これは、ドイツで4人以上が暮らす世帯の割合だ。しかもこの数字、WG(共同住宅)をも含んでいるという。近年、都市化や個別化、医学の進歩など、様々な要素が重なり合って、世帯のあり方がどんどん変化している。連邦統計局が2011年の国勢調査を基に算出した新たな統計によると、ドイツで最も多い世帯は単身世帯で37%。3世帯中1世帯が単身生活者という計算になる。大都市ではそれがさらに顕著で、42%の単身世帯中、自発的に1人暮らしをする若者の割合は18%で、それ以外は64歳以上の年金生活者。高齢化に伴う老人の孤独化を浮き彫りにする数値だ。一方、大部分を占めるのは2人世帯と3人世帯だが、2人世帯(33.2%)が3人世帯を上回り、3人世帯には子どもが1人というのがほとんどだそうだ。
20 Dez. 2024 1232号
英国・世界・日本の
報道1年分をおさらい!
ニュースサマリー2024