手にしたと思った幸運が指の隙間からすり抜けていく……シュヴァーベン地方バート・ザルガウで今年2月に115万4620ユーロの大金をロトで当てた人が、13週間の申告期限を過ぎても現れず、無効になってしまった。当選者が申し出なかった理由は謎だが、少なくともロト購入に48ユーロも費やしたのだから「うっかり忘れていた」はずはない。だとすれば、ロト用紙を失った可能性が高いと憶測されている。しかし、このようなケースは度々あるようで、昨年1月に国内宝くじ史上最高額とされる210万ユーロを当てた当選者も名乗り出なかったため失効。また、スイスでは約9500万ユーロを当てた人物が見付からなかったことがあったが、これは彼が妻に半分取られるのが嫌で離婚を企んだからだった。金は時に人生を狂わせるのかも。
20 Dez. 2024 1232号
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