ジャパンダイジェスト

伝統のアップルワイン容器に起きた一大事

ヘッセン地方のアップルワイン専用容器Bembel、そしてお隣ラインラント=プファルツ州の、同じくアップルワイン用のピッチャーViezporz。どちらも地方ならではの伝統工芸品だが、これらが先頃、“規制好きな”欧州連合(EU)の槍玉に挙がった。EUいわく、提示される容量が本当に入っているかどうか、消費者に一目で分かるようにするため、ピッチャー内部に目盛を引くよう命じることを検討したのだ。これに猛反発したのが両州の緑の党。「EUの新規定が伝統容器にとどめを刺そうとしている」と警告すると、フェイスブック上で反対運動が一気に加速し、ついにEUは折れて規制発動を撤回した。地元民にしてみれば、BembelもViezporzも、オクトーバーフェストのマスジョッキやケルシュのシュタンゲと同じくらい不可欠なものなのだ。

 
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