エコのイメージが強い紙袋と、その真逆のビニール袋。この両者、一体どちらが環境に優しいのか。ビニール袋に悪しきイメージがあるのは、海に流されたビニール袋やプラスチック製品が島に漂流し、分解されずにとどまっている姿がよく写真などに収められるせいだろう。一方の紙袋はというと、回収システムが整っている上、素早く分解できて、ゴミ処理は簡単。しかし実は、この紙袋に対するエコのイメージは正しくないという。紙袋の製造には、多くの水と原料が使われるため、ビニール袋の生産よりも環境に大きな負荷を掛け、さらには二酸化炭素を多く発生させる。この欠点を埋め合わせるには、ビニール袋1回の使用に対し、紙袋を3回は使用しなければならない。丈夫で再利用可能なポリエステル製バッグを使うのが正解なのだそう。
15 Nov. 2024 1230号
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