くしゃみをすると、大きな飛沫はすぐに地面に落下する。しかし、目に見えない霧のような飛沫は空気に乗ってふわふわと遠くまで飛んでいき、それは広範囲に広がるだけでなく、その後も数時間は空中にとどまっているという。ある研究機関の実験で、幼稚園と飛行機の室内の空気を50%のインフルエンザウイルスで満たし、非感染者をその空間に滞在させたところ、感染者がその場にいなくても、ウイルスに感染するということが分かった。また病院で、窓を開けて小まめな換気を実行したところ、ウイルス感染率が大幅に低下したという。窓が開けられない近代的なオフィスの建物は気密性が高く、空気の入れ替えが難しい。けれども、風邪を予防したければ、換気を心掛けることが効果的なのだそうだ。
20 Dez. 2024 1232号
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