近年、ドイツで社会問題となっている家賃の値上がり。国内の家賃はこの3カ月間で0.7%上昇した。6月1日から賃金アップにブレーキを掛ける法案が施行されるベルリンでもその傾向は顕著で、1.5%の上昇となっている。1㎡当たりの平均家賃を算出する統計によると、2013年は5.54ユーロ/㎡だったベルリンの平均家賃が、現在では5.84ユーロ/㎡と、年間15セントの増加。上昇率は2.7%と比較的緩やかで、ほかの主要都市と比較するとベルリンの平均家賃はまだ圧倒的に低い。ミュンヘンでは、ほぼ2倍の10.73ユーロ/㎡、ハンブルクでは7.56ユーロ/㎡となっている。ただし、ベルリン賃借人協会は、ベルリンでも良い物件の多くは10ユーロ/㎡を越えており、この賃料指数には家賃の相場が正しく反映されていないと主張している。
15 Nov. 2024 1230号
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