年間1400万人の観光客が訪れるスペインのマヨルカ島を含むバレアレス諸島は、地中海の楽園。ドイツからは飛行機でたったの2時間で、太陽が降り注ぐ南国の気候を堪能できるとあって、ドイツ人からの人気、不動のナンバー1を誇る。ドイツ語のメニューが常備されたレストランや、ドイツ語の堪能な店員も珍しくなく、スペインであることを忘れてしまいそうなほど、ドイツ人向けのサービスが充実している。しかし、ここ数年の観光客の急増を受けて、ついにマヨルカ島、イビサ島があるバレアレス諸島の州政府が「ギブアップ」の姿勢を示しているという。夏季のみに観光客が集中し過ぎており、その割合はおよそ80%。ハイシーズンを終えると閑散とする島の状況を憂えて、観光客の受け入れ人数を制限するとの発言をスペイン中央政府に向けて発したとある。さあ、どうなる?!
20 Dez. 2024 1232号
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