ドイツ発！ちょっと気になるあのニュース

サービス産業労組ヴェルディ（ver.di）は、保育園の保育士とソーシャルワーカーの賃金に関する調停が失敗に終わったことを10日、発表した。これを受け、ドイツ全土すべての保育園が夏休みから明ける10月に、ストライキが再開される可能性が浮上している。ver.diは、保育士やソーシャルワーカー24万人を擁し、10％の賃上げを使用者側に要求している。しかし、この度の調停の結果は2～4.5％の賃上げを認めるにとどまり、労使の合意には至らなかった。ver.diのブシルスケ組合長は、「さらなる圧力をかける必要がある」と、ストライキの再実施を示唆した。今年5月、ver.di は無期限ストライキを実施し、ドイツ各地の保育園が4週間閉鎖された。10月までに話し合いによって解決されるよう、 全国の両親が祈っている。