平均2.4%。今年の冬、ドイツ国内の近距離交通機関が予定している値上げ幅だ。シュトゥットガルトでは2.5%、ミュンヘンでは2.8%、ケルンでは2.9%の値上げ率となる。燃料費の値下がりを受けて、今年の値上がり率は例年と比べると緩やかなものにとどまっているというが、燃料費が値下がりしているのに、なぜ料金が値上がりするのかと、一般消費者としては不満に思ってしまう。しかも、値上げされるのは定期券などを購買する通勤客らのみである場合が多く、1回券などには及ばない。値上げの背景にあるものは何か? 交通企業連盟(VDV)のユルゲン・フェンスケドイツ会長によると、利用客の増加が値上げの背景にあり、乗客に対応するために人件費および設備費用が必要なのだという。
15 Nov. 2024 1230号
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