ドイツの名物料理として真っ先に思い浮かぶのがソーセージ! そのドイツ食文化の結晶ともいえるハムやソーセージなどの加工肉に発がん性があることが、世界保健機関(WHO)から報告されたことで、ドイツに衝撃が走った。10月26日に発表されたWHOの研究結果によると、加工肉を毎日50グラム食べ続けた場合、大腸がんにかかるリスクが18%高まるという。翌日には、シュミット連邦農相が「過剰に摂取しない限り問題はない」との見解を示すなど、ドイツ・ソーセージ=不健康というイメージ定着の火消しに回った。同農相は、「加工肉を食べることがアスベストやタバコと同レベルで発がん性があると扱われたことで、消費者に過剰な不安を与えている」と懸念。「問題となるのは量であり、過剰に摂取しないことが大切」と指摘した。
20 Dez. 2024 1232号
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