食通のバイブル、ミシュランのレストランガイドの新版が12日に発売された。この結果に、ドイツの飲食業界が喜んでいる。なんと、新版ではドイツ国内のレストランが290軒も紹介されており、前回の2010年版と比較すると紹介店舗数が30%も増加したのだ。内訳は、国内の1ツ星評価のレストランが241軒、2ツ星評価が39軒。3ツ星は1軒減って10軒に。2ツ星レストランの増加が顕著で、ベルリンの「Horváth」、ミュンヘンのホテルBayerischen Hof内の「Atelier」、フランクフルトの「Lafleur」などが新しく星を獲得し、総数が2倍に増えた。専門家によると、格式高い雰囲気よりも、居心地の良さを重視するトレンドが続いており、テーブルクロスのないレストランまであると、星付きのレストランの敷居が低くなっていると分析している。
1 Nov. 2024 1229号
ベルリンの壁崩壊35年
壁崩壊後のドイツで
見えない壁を見るために