第1アドヴェントを迎え、各地でクリスマスマーケットがオープンしている。観光コンサルティング会社Iftによると、その数、ドイツ全国1500カ所におよぶ。パリでの同時テロの影響を受け、ドイツ国内でも人が大勢集まる場所でのテロへの警戒が高まっているが、果たしてクリスマスマーケットの警戒態勢は強化されているのだろうか。ノルトライン=ヴェストファーレン州警察によると、「パリでの事件を受けて、我々はより慎重かつ積極的に警備にあたっている」とし、クリスマスマーケットを歩くと明らかに目に付くように動員数を増加させているという。フランスでは、リヨンの光の祭典が中止されたが、ドイツ国内のクリスマスマーケットが開催を見合わせるというニュースはまだない。しかし、街行く人の笑顔の裏には、漠然とした不安が垣間見られる。
20 Dez. 2024 1232号
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