初春のように温暖なクリスマスは、冬物衣料の売り上げ不振を招いたが、ようやくクローゼットから真冬用のコートを引っ張り出す、寒い日々がやってきた。ドイツ各地で降雪が観測された1月18日は、世界雪だるまの日。18の「8」が雪だるまを、「1」は雪だるまが持つ棒を表現しているのだとか。同日、各地でこの冬一番の冷え込みを記録し、ドイツ最高峰のツークシュピッツェでマイナス23度、バイエルン州アウグスブルクやウルムでマイナス13度を観測した。首都ベルリンも、白く雪化粧が施された。喜んでいるのは、雪だるまを作ったり、そりで遊んだりする子どもたち。一方、急な寒波の到来で懸念されるのは、東からの、いわゆるバルカン・ルートで欧州を目指している難民の無事。この寒さは、週末まで続くとの予報。
15 Nov. 2024 1230号
寒い季節を温かく彩る
ドイツのクリスマス飾り