1月6日の公現祭をもって、長いクリスマス・シーズンの幕が閉じた。すると、路上には、用を終えたクリスマスツリーがあちこちに山を作る。昨年、ドイツでは約2930万本のクリスマスツリーが出荷され(ドイツ木製産業本部)、その数は前年と比較して10万本ほど増加しているという。その売上高、年間70億ユーロを誇る。出荷数の増加の背景には、単身世帯や小さな子どものいる世帯が増えていることや、リビング用だけでなく、バルコニー用にも1本と、2本のクリスマスツリーを準備するトレンドがあることなどがある。また、大都市では、レンタル・クリスマスツリーのサービスを提供する会社も増えてきているという。クリスマスツリーの平均サイズは1.68メートル。持ち運びが楽で、飾り付けにはしごを必要としないサイズが人気。
1 Nov. 2024 1229号
ベルリンの壁崩壊35年
壁崩壊後のドイツで
見えない壁を見るために