2013年2月6日、ギリシャ危機への対応に揺れるドイツで、ユーロ圏離脱を掲げて誕生したのが「ドイツのための選択肢(Alternative für Deutschland=AfD)」。党の設立者は経済学者ベルント・ルッケ。当初は、ルッケとフラウケ・ペトリー、コンラート・アダムが党の代表を務め、2014年には欧州議会に議席を2つ獲得。反イスラム化を掲げる団体Pegidaと活動を共にし、旧東独地域を中心に支持を集めたAfDだったが、2015年5月にはPegidaと手を切ることに。ルッケはこのタイミングで分派し、新党ALFAを立ち上げる。2015年7月以降は、ペトリーとイェルク・モイテンの二頭体制。今年3月1日時点では、各州議会に合計40議席。その後、13日の3州で行われた州議会選の結果、合計61議席を得る大躍進を果たした。
15 Nov. 2024 1230号
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