中学・高校のカリキュラムに当たる学年で、自主留年をする生徒が近年増加していることが明らかになった。「落第」ではなく自主的に留年を希望する「自主留年」の場合、ヘッセン州、ニーダ―ザクセン州、バーデン=ヴュルテンベルク州では統計を取っておらず、またザクセン州では落第の中に含めて統計していたため、同州では落第の割合が際立っていた。しかし自主留年の統計を記録していた州の統計結果では、軒並み自主留年の割合が伸びていることが分かった。バイエルン州では、義務教育課程だけを行うハウプトシューレで、最終学年の9年生に7.6~7.9%が自主留年していることが明らかに。また、州によっては最終学年の2年間の成績がアビトゥーアの60%に反映されるため、これを意識しての留年が多いと見られている。
15 Nov. 2024 1230号
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