トルコのイスタンブールで、性的少数者(LGBT)への理解を呼び掛けるパレード「プライド・ウィーク」に参加した緑の党のフォルカー・ベック連邦議会議員(写真)らが、警察に一時拘束された。このイベントに対しては極右団体から脅迫があったとし、市当局は「治安上の懸念」を理由に開催禁止を発表。当日、市内中心部にあるイスティクラル通りに数十人の活動家が集まり、声明を読み上げようとしたところを、警察が催涙ガスやゴム弾を発射して鎮圧に当たった。ベック議員はトルコ人参加者の逮捕を阻もうとして拘束された模様。ほかにも、緑の党の欧州議会議員テリー・ライントケと彼のアシスタント、活動家10人以上が拘束された。ベック議員は、「(パレードは)ドイツでもトルコでも公平で民主的な権利だ」と反発している。
15 Nov. 2024 1230号
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