長期化しているシュトゥットガルト中央駅の大規模改修工事プロジェクト「シュトゥットガルト21」への過剰なコスト負担により、ドイツ鉄道(DB)の社内外から批判を受けていた、フォルカー・ケーファー副社長兼インフラ・サービス・技術担当取締役が2017年9月の任期満了後に契約を更新せず退任する意向であるとDBが発表した。シュトゥットガルト21は、中央駅を地下通過構造に大改築するプロジェクトで、当初の総工費の上限は45億ユーロとされていたものの、たびたび引き上げられた総工費の見積額は、65億ユーロを大幅に超過する見通しとなっている。工期についても、防災や動物保護対策などで完工時期が当初の2021年から23年にずれ込んでいる。工事の騒音問題なども勃発しており、まだまだ完成しそうにない。
15 Nov. 2024 1230号
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