ジャパンダイジェスト

北海でアザラシの数が増加中!

ドイツの短い夏がやってきた。夏といえば海。今、研究者たちが注目している海は、北海沿岸。北ドイツとオランダ、デンマークにまたがる世界最大規模の干潟ワッデン海国立公園だ。同地は、ユネスコの世界自然遺産にも指定されるほど自然豊かな場所。一時は絶滅危惧種となっていたハイイロアザラシが近年、顕著な増加をみせている。専門家によるとこの春の調査時に北海沿岸で4936頭の大人のアザラシが観察されたという。昨年の記録4521頭をすでに上回る数で、このうち34%に当たる113頭が若いアザラシだったとのこと。「ハイイロアザラシがさらに増加し、北方のデンマークにも広がれば」と関係者は期待を寄せる。この夏は、人でごった返す地中海沿岸のリゾート地とは一味違う、自然豊かな北海へハイイロアザラシに会いに行こう!

 
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