秋の味覚、キノコは今が旬。しかし今年ドイツ全土でキノコが採れない状況に陥っている。キノコがよく育つ条件は、暖かさと水。今年は比較的穏やか気候が続き、キノコにとっては好条件であった。けれども南バイエルン以外のドイツ全土で雨が降らず、地面が乾き過ぎている。プファルツ地方では、例年キノコ狩りが行われているが、今年は「見せるものがない」と、イベントをキャンセルせざるを得えない状況になっている。ちなみに、この地方では特にヤマドリタケなどの生キノコ狩りが人気であるが、毒キノコも多い。ハラタケ科のキノコは食用と有毒のものと見分けが付かない場合があるので要注意。これからの天候次第でまだ豊富にキノコが採れる可能性があるというが、シーズンが終わる11月までに、果たしてどれ程採れるだろうか?
15 Nov. 2024 1230号
寒い季節を温かく彩る
ドイツのクリスマス飾り