駅や電車内での 盗難被害が年々増加している。2013年は2万8640件、14年は3万5800件、15年は4万4800件に達した。犯人は3~7人のグループで見張り役を付けて犯行に及び、一人が被害者の気をそらしている間に、もう一人が財布や携帯電話を取るなどの手口がみられる。犯人は欧州を巡りながら犯行を繰り返している。被害件数が多いのは、ノルトライン=ヴェストファーレン州。今年の半年間に7200件も報告されていて、前年度より900件増加している。特にケルン、デュッセルドルフ、ドルトムントは要注意。警察によると、一番良いのはコートの内ポケットなど、より体に密着した洋服の中に貴重品を入れることだという。携帯電話はテーブルの上に置いておくと、巧みに気をそらして盗まれるケースが頻発しているので注意しよう。
1 Nov. 2024 1229号
ベルリンの壁崩壊35年
壁崩壊後のドイツで
見えない壁を見るために