ドイツ・プロテスタント教会のベットフォート=シュトローム代表と、ドイツ・カトリック司教会議のマルクス枢機卿が6日、バチカンでローマ法王フランシスコに同時に謁見した。マルティン・ルターが「95か条の提題」を張り出した500年前の宗教改革以来、このような機会は初めて。フランシスコ・ローマ教皇は両代表に対して、「私たちは同じ洗礼を受けています。私たちは飽くことなく、一緒に歩み続けなければなりません」と語りかけた。ベットフォート=シュトローム代表は、「同質になる訳ではないが、互いに歩み寄る必要がある」と指摘。この謁見を好意的に受け取った。マルクス枢機卿も「ドイツからカトリックとプロテスタントが別れ始めた。だから私たちにはそれを乗り越える責任がある」と話し、両教会の“和解”が記念の年をきっかけに進み出した。
15 Nov. 2024 1230号
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