2018年1月1日より新しい母性保護法(MuSchG)が施行される。日本でいう「労働基準法における母性保護規定」と同じく、仕事に従事する母親の保護に関する法律だ。今回の改訂による大きな変更点には、これまでこの法律に当てはまらなかった学生にも適用されること。例えば学校に行くことは許されているが、試験を受ける必要はないことなどが新たに盛り込まれている。また、今までは女性公務員や女性兵士に適用される別の規定が設けられていたが、これをすべて統一。ただし、自営業者や法人の支配人は従来通り適用されない。このほか、すべての雇用主は2018年末までに妊娠中や授乳の母親が安全に働くことができる環境であるか確認する義務がある。妊娠中および授乳中の母親の働く時間帯も一部変更している。
15 Nov. 2024 1230号
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