今日、ドイツでは手頃な価格の住居を見付けることが容易ではない。ドイツ・カリタス連盟の調査によると、ドイツ全土で家賃上昇と住宅不足が問題になっている。この調査では回答者の74%は家賃の上昇によって今まで住んでいた家を失うリスクがあると答え、5人のうち4人(79%)が家賃の上昇により貧困に陥る危険性があると回答。低所得者はもちろん、問題は中流階級にも影響が出ているといい、例えば看護師、警察官、教育者でさえも悩まされているという。また、住宅不足の主な理由の一つとして、公営住宅が減っていることが挙げられる。カリタス連盟によると1987年には390万軒あった社会住宅が、2015年には130万軒だったという。同連盟は連邦、州、地方自治体に解決策を提示するべきだと主張している。
15 Nov. 2024 1230号
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