ドイツ経済研究所によると、1年早く保育園や幼稚園(Kindertagesstätte、以下Kita)に通った子供は、青年になった時点でよりコミュニケーション力が発達して、物事に積極的に取り組む傾向があることが分かった。これは早期にKitaに通う子供について、長期的な影響を調査したもの。調査は1990年代末に3歳の時点でKitaに通うことができた人と、4歳から通い出した人を比較。その結果、約15歳になった時点で1年早く入園した人の方が外向性や協調性などが7〜8%高かったという。ドイツでは2013年以降、3歳以下の子供はKitaに入る権利があり、Kitaの数を増やすことが決まったものの需要を満たせていないのが現状だ。また、教育スタッフの養成、フォローアップ時間を増やすことも課題となっている。
15 Nov. 2024 1230号
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