ジャパンダイジェスト

アスパラガス Spargel

春の味覚と言えば、何といってもアスパラガス。ドイツでは土の中で育ったものを収穫した白アスパラが主流で、復活祭頃から艶やかな美白の女王が八百屋の店先で誇らしげに輝くようになる。

最近は真冬でも南米産、3月になると南欧産、4月に入ればいよいよドイツ産の到来というわけで、桜ならぬアスパラ前線の北上ぶりに心が踊り、気分はすっかり春爛漫。

茹でて溶かしバターかホランデーズソースをかけて食べるのが一般的。ホランデーズソースは市販のものでもよいが、せっかくなら手作りで一味違う我が家風を。やわらかい風味とふくよかな食感。パステル調の色合いにまったりしたソース、うららかな日和を体現したような一品です。

アスパラガス
春らしい風味の香草エストラゴンをふり、燻製ハムのスライスを添えました

 材料(2人分)・作り方

白アスパラガス
切った根元が変色したり、
乾いたりしていないものを選ぶ。
1kg
大さじ1
バター
30g
レモン汁か酢
大さじ1
1. バターを室温でやわらかくしておく。
2. 鍋に湯をわかし、湯せんの準備をする。
3. 白ワイン、水に塩・白胡椒を入れ、加熱する。(電子レンジなら30秒ほど)
4. (3)をボールにとり、卵黄を入れ、湯せんにかけながら泡だて器で混ぜる。
5. バターを少しずつ加えながら、さらにもったりするまでよく混ぜる。
6. レモン汁を入れて出来上がり。好みで砂糖やマスタードを加える。

 ホランデーズソース 材料・作り方

バター
125g
卵黄
2個
白ワイン・水
各大さじ2
塩・白胡椒
少々
レモン汁
大さじ1
1. アスパラガスの皮を頭のほうからピー ラーで剥き、根元の固いところを1-2 センチ切り落とす。
2. 大きな鍋に湯をわかし、塩、バター、 レモン汁を加える。
3. アスパラガスを糸で束ね、根元だけ湯に浸かるようにして5分。後、横にして全体を10分茹でる。
4. 取り出して水を切り、温かいうちに皿に盛り、溶かしバターかホランデーズソースをかけて食べる。


アスパラ鍋
アスパラ鍋を使うと縦にしたまま茹でられます
アスパラガスの調理器具

必需品はY字ピーラー。このピーラーはアスパラの皮を剥くためにあると言っても過言ではない。また、あれば便利なのは通常のものより深いアスパラ鍋。これがあればアスパラを束ねる必要がなく、そのまま縦にして茹でられる。ざる付きだから、取り出すのが楽だし、残った煮汁にクリームを加え、塩・胡椒で味を調えれば、簡単にアスパラスープができるのも魅力。

 
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