グリーンアスパラガス Grüner Spargel
白でも緑でも、アスパラガスの品種は同じで、土の上に出てきて太陽の恵みを受けたものがグリーンアスパラガス。地表に覆いをかけたり、掘り起こしたりする手間が要らない分、廉価でも良いはずなのに、なぜこの値段? と長年疑問に思っていましたが、最近ようやくお手頃価格に落ち着いてきました。何と言ってもドイツ人が大喜びするアスパラガス。凝った料理よりも、素材の味を存分に生かしたシンプルな調理法がお勧めです。
グリーンアスパラガスの簡単前菜
我が家の定番。アスパラガスとうずらの卵、ドイツ人が目を輝かせる黄金コンビです。
(4人分) | |
グリーンアスパラガス |
500g
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うずらの卵 | 16個 |
キャビアクリーム* | 大さじ3 |
マヨネーズ | 大さじ2 |
シェリー酒 | 大さじ1 |
1. | まずは下ごしらえ。グリーンアスパラガスは、根元を1~1.5cm切り落とし、ピーラ―で下 3分の1程の皮をはかまと一緒に剥く。 |
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2. | 1.を3等分に切る。 |
3. | 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(分量外)を入れ、グリーンアスパラガスの根元の方を入れ て1分。真ん中の部分を入れ、さらに1分。最後に穂先の方を入れて2分茹でたら、ざるに 取り、冷水をかけて冷ます。 |
4. | うずらの卵と水を鍋に入れ、沸騰したら火を弱めて2分半~3分茹でる。取り出して冷水に さらし、殻を剥く。 |
5. | キャビアクリーム、マヨネーズ、シェリー酒を混ぜ合わせる。 |
6. | アスパラガスを巣に見立てて飾り、5.のソースを敷いて、うずらの卵をのせ、お好みで糸 とうがらしを飾る。 |
*キャビアクリーム
スカンジナビア産のたらこクリームで、チューブ入り(約2ユーロ)がスーパーで売られています(大手家具チェーン店IKEAでも同様のものが手に入ります)。本来、そのままパンに塗って食べるものですが、マヨネーズやクリームチーズと混ぜて野菜やゆで卵のディップに、クリームで伸ばして魚料理のソースにと幅広く使えます。意外とご飯にも合うので、常備しておくと何かと重宝する優れものです。
スカンジナビア産のたらこクリームで、チューブ入り(約2ユーロ)がスーパーで売られています(大手家具チェーン店IKEAでも同様のものが手に入ります)。本来、そのままパンに塗って食べるものですが、マヨネーズやクリームチーズと混ぜて野菜やゆで卵のディップに、クリームで伸ばして魚料理のソースにと幅広く使えます。意外とご飯にも合うので、常備しておくと何かと重宝する優れものです。
アスパラベーコン揚げ パルミジャーノがけ
揚げると素材の旨味が凝縮します。ボリューム感も出るので、おつまみにも、おかずにも最適。
(4人分) | |
グリーンアスパラガス |
8本
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ベーコン | 8枚 |
卵 | 1個 |
小麦粉・パン粉 | 適量 |
パルミジャーノ(粉状) | 大さじ1強 |
レモン | 1個 |
1. | 下ごしらえ(前述)したグリーンアスパラガスにベーコンをくるくると巻き付ける。 |
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2. | 1.に粉をまぶし、溶き卵にくぐらせ、パン粉をつける。 |
3. | 180℃程度の油(分量外)で色付くまで揚げる。 |
4. | 軽く油を切って皿に載せてパルミジャーノをふりかけ、櫛切りにしたレモンを添える。 |
白でも緑でも、アスパラガス1本を切らずに使うときは、茹でるより蒸す方が、表面にぬめりが出ないのでお勧めです。蒸気が回ってから、白の場合は10~15分、緑なら5分。その後、冷水にさらして粗熱を取り、氷の上に盛り付けて、白味噌3、みりん2、砂糖2、白胡麻1(いずれも大さじ)を混ぜ合わせたものとマヨネーズを添えました。鮮やかな色と清涼感が、初夏の強い日差しに映えます。
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