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「Kita suchen(保育園探し)」
ドイツ語単語
・Kindertagesstätte(Kita):保育ー幼稚園・Tagesmutter : 保育ママ
・Privat-Kita:私立保育ー幼稚園
・Städtische-Kita : 市立保育ー幼稚園
・Kirchliche-Kita : 教会の保育ー幼稚園
ドイツの、特に大きな街では待機児童問題が深刻! という話はよく聞いていたので、妊娠中から私たちのKita(保育ー幼稚園)探しは始まった。ドイツの教育に関わる政策や法律・制度は、州政府が決めるので、地域によってかなり事情が違ってくる。ここでは、国内でも難易度が高いと言われているデュッセルドルフでの体験をご紹介する。
妊娠が確定し、職場に報告と復帰の相談をした時点で、暫定的に育児休暇は1年と決めた。ドイツに頼れる親戚のいない共働き日本人夫婦にとって、Kitaに子どもを預けられるかどうかは、死活問題。
まずは、子どもを預かってくれる施設やサービスと、料金を確認。
公立のKita:
市立のものと、教会系のものがある。夏季休暇後の秋入園。3歳以下の子どもの保育料は、年収によって決まる。月額0〜475ユーロ。3歳以上は無料!!
私立のKita:
年中いつでも入園できる。保育料は各Kitaで決められている。子どもの年齢と預ける時間で保育料が決まるが、例えば3歳以下でフルタイム預けると、だいたい1200〜1400ユーロ!!
保育ママ:
保育ママとしての保育資格を得た人が、自宅などで子どもを預かる。保育ママによって保育料は異なる。週に35時間預ける場合で月額で800ユーロ〜。
色々な制約はあるが、我が家は市立の公立Kitaを大本命にKita探しのスタート。デュッセルドルフの公立Kitaを希望する場合は、Kita-Navigatorに登録。
http://www.duesseldorf.de/jugendamt/ipunkt/kita-navigator/
ここから、希望の条件に合うKitaを検索して、まずはウェイティングリストへの登録をリクエストする。
Kita側の動きとしては、秋から冬にかけてオープンデーや見学会を開いている所が多い。そして、年が明けた2月から新入園児の割り振り作業を開始! 3月末までに、どこからか入園許可の通達が来なければ、まずは一次審査落選という感じ。その後、微調整が行われ、空きができたKitaから4月にお誘いがかかることもある。8月前後、夏休み明けから新学期スタート!
我々家族の動きは、秋頃、妊娠中期には15のKitaにリクエストを出し、産休に入った10月、11月に何ヶ所か見学会に参加。年末に出産して、1月末にさらに見学できるところがないかと問い合わせたが、公立だともう受け付けないというところばかり。私立も見学した。施設の美しさや給食の食材へのこだわりにうなり、保育料の金額に心臓をバクバクさせ、頭の中で電卓を叩きながら・・・。
3月末まで祈る気持ちで待ってたが、ぜーんぜん何の通達もなく、私立は厳しいな、保育ママを探すか!と思っていたところに1つの公立Kitaから電話。なんと空きがあるという! なんとか市立のKita入園が決まったのだ。
家族の情報や子どもの年齢が選考の決め手となる。片親の家族、共働きの家族は優先される傾向にあるが、2年続けて申請したのに決まらなかったという話も。もしも、やむなく私立に入園する場合や保育ママに依頼する場合、市から補助金が出て、約半額にまで自己負担額が減る制度の適用を受けられる場合もある。それにしても、この件ではかなり神経をすり減らした。子どもを迎える家族の家計にとって、最大の問題だもの。
次回、「妊婦 旅行」。家族が増える前に夫婦だけの時間を・・・との思いが妊婦を旅に駆り立てる! 旅行中の注意事項も。