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妊婦 体毛
妊娠が発覚してから次々と現れる変化。
今回は、筆者が体験した身体の変化を順にまとめてみた。
ドイツ語単語
Körperhaar:体毛Schwangerschaftsstreifen:妊娠線
Umstandskleidung:マタニティーウエア
Wadenkrampf:こむら返り
Herzklopfen:動悸
Kurzatmigkeit:息切れ
妊娠初期
- 妊娠初期は熱っぽく、風邪の初期症状のようなだるさと眠気
- つわりに苦しむ時期は、体重が増えるどころか減少。もちろん、お腹のふくらみも認められない
- これまで使用していた化粧品が肌に合わなくなり、肌トラブルが起こりやすくなる
妊娠中期
- 下腹部のふくらみを自覚し、6カ月頃から妊娠線予防のオイル・マッサージをスタート
- お腹が目立ってくると同時に、おへそ周辺の体毛が濃くなっていく(胎児を守っているのかな)
- ふと気づいたら、手足やわきの下の体毛は薄くなっていた(ムダ毛処理いらず)
- ブラジャーのサイズ、1カップほどアップ(ちょっとウキウキ、マタニティー下着を購入)
- 乳首の色がどんどん濃くなっていく(ちょっとショック)
- シミ・そばかすも濃くなった(大ショック!)
- 明らかに頻尿になる(意識的に水分補給をしていたこともある)
- 動悸・息切れを起こしやすくなる(疲れやすくなり、眠気もある)
妊娠後期
- 服の上からでも明らかに妊婦と分かるようにお腹が膨らみ、マタニティーウエアや伸縮性のある服が必要に
- ブラジャーのサイズ、2カップほどアップ(産後は、もう一息サイズアップする)
- また、ふと見てみたら、手足やわきの下の体毛はほとんど抜けていた(エステいらず)
- 初めて便秘にもなったし、痔にもなった(つらい!)
- 就寝中のこむら返りも、初めて経験した(びっくりするくらい痛い!)
- 昼夜を問わず頻尿になり、夜を通して眠れなくなる(胎動も夜の方が激しかった)
- 足の付け根が痛くなる
- 腰も痛くなる
- お腹が頻繁に張るようになり、やはり痛みを伴う
- 胃が圧迫されて、つわりのようなムカムカした症状が再来
- お腹のふくらみは、出産予定日1カ月前からが追い込み。ぐっと大きくなった!
もちろん、妊娠するとお腹が大きくなることは知っていたけれど、実際に体験してみると、妊婦の身体の変化というのはめまぐるしい! その変化のスピードに気持ちがついていかず不安になり、ホルモンバランスの乱れがそれに追い討ちをかける。しかも、その変化には不快感や痛みが伴うのだから、ますます妊婦は翻ろうされる。
「赤ちゃんが元気に成長している以外、何にも良いことない」と、夫にもらしたことがあった。
妊婦というのは、いつも穏やかに微笑んでいる存在だと思っていたのに、いざ当事者になってみると・・・母になる喜びの裏に、自分が女でなくなる恐怖があった。胎動を感じる心地よさと平行して、内臓が圧迫される痛みや不快感が胎児からのSOSではないかと常に不安だった。
しかし、そんな私の気持ちは一切お構いなく、着々と胎児を育て、出産の準備をし、産後の授乳育児の準備を進める人間の身体の、なんと合理的なことか!! 人間の身体って本当によく出来ている。改めて人体の不思議と神秘に触れた妊娠期間中だった。
次回、検索ワード「ドイツ 出生届」。出産後すぐに提出する出生届、必要書類の準備は出産前に!