ジャパンダイジェスト
ドクターの診察室


ドイツの植物療法 (フィトテラピー)

ドイツでは、植物からつくられた薬を多く見かけます。薬草からできた薬について教えてください。

植物療法とは?

薬用植物(薬草=Heilpflanzen)からつくられた「薬」を、病気の予防や治療に用いることを植物療法(フィトテラピー=Phytotherapie)と呼びます。大昔から病気の治療には、植物が「薬」として用いられ、紀元1世紀には薬草の本も現れます。中国の明時代にまとめられた「本草網目」には、1892種類もの薬草が記されおり、後の日本の「漢方」の発展に寄与しました。「植物療法」という言葉を最初に用いたのはフランスのLeclercという名の学者で、20世紀に入ってからのことです。

薬用植物の種類は?

薬用植物は、ニンニクからパイナップルまで約300種類に上ります。ドイツでは、1978年にコミッション Eと呼ばれる委員会が約250種類の薬用植物の効果、用法、副作用、さらに有効性が示唆されるか(ポジティブ)、有効性の根拠が乏しいか(ネガティブ)を評価して発表しました。

植物からつくられた薬すべてが植物療法ではない

ジキタリス、アトロピン、タキソール、モルヒネなどは、植物由来の薬です。しかし、化学合成による製薬が可能な現在、これらは一般の医薬品の1つとして扱われ、植物療法とは呼ばれません。例えばジギタリスは、ジギタリスの花の成分で、心不全の治療には欠かせない存在です。

植物療法はドイツ社会でどう受け入れられている?

16歳以上のドイツ人を対象に行った2000年の調査では、83%が植物療法を含む自然療法を好意的に捉えています(Deutsches Ärzteblatt 2001年調発表)。また別の調査でも、80%が化学合成の医薬品より植物療法などの自然療法を好むと答えています(Pascoe-Studie 2004年発表)。

植物療法についてのQ&A

どんな病気で用いられていますか?
風邪、消化器症状、不眠、うつ、不安症状、皮ふ病などの症状・病気で、植物療法などの自然療法が好まれていました(Pascoe-Studie 2004年調べ)。

薬草製剤の品質は?
ドイツの薬事法(Arzneimittelgesetz:AMG)で基準が設けられています。ただし植物であるため、生薬では気候や土壌によって発育状態にバラつきがみられます。製剤化された錠剤やカプセル剤には、含有量、抽出に用いた薬品名、添加物などが記載されています。

効能の特徴は?
一般に効果がマイルドで、薬用植物の効能は幅広く、例えばイチョウなど1つの薬用植物が、複数の有効成分を含蓄していることも少なくありません。

組み合せて用いるメリットは?
植物療法ではよく、複数の植物を組み合せて処方されます。漢方薬がいくつかの生薬を組み合わせた形で用いられるのに似ていますね。症状に合わせた配合で、より効果が上がると考えられています。

副作用はありますか?
薬用植物にも副作用がみられることがあります。 アレルギー反応以外にも、例えば甘草は、時に血圧上昇や血清カリウム値の低下を引き起こすことが知られています。

一般の医薬品との併用はできますか?
ほかの治療薬に影響を及ぼす(薬物相互作用)薬用植物もあります。例えば、イチョウの葉はパーキンソン病に使われるMAO阻害薬や血栓予防薬の効果を強めます。セントジョーンズワートは抗うつ剤、偏頭痛治療薬、抗不整脈薬、経口避妊薬などの薬剤の作用に影響します。

どんな形の薬がありますか?
お茶、顆粒、液体・シロップ、坐薬、軟膏、抽出液(エキス)を乾燥濃縮させたもの、油状塗布剤、さらに錠剤やカプセル剤があります。

薬用植物の例

イチョウ(Ginko)
葉にフラボノイド、テルペノイドなどが含まれます。ギンコール酸はアレルギー物質なので、基準値以下に除去したものが用いられます。抗酸化作用と血液凝固を抑える作用から、記憶障害や末梢循環障害などに用いられます。

甘草(Süßhölzer)
グリチルリチン、ブドウ糖、ショ糖が含まれ、胃十二指腸潰瘍、気管支炎に用いられます。グリチルリチンにはミネラルコルチコイド作用(電解質代謝)があります。

ペパーミント(Pfefferminze)
葉にメントールが含まれており、胃腸や胆のうの痙攣性の病態、筋緊張性頭痛、過敏性腸症候群に用いられます。

ユーカリ(Eukalyptus)
ユーカリの葉からとった油は、風邪の諸症状に用いられます。

センナ(Senna)
排便を促す作用のあるセンノシドが含まれます。センナ製剤は下剤として広く医薬品に用いられています。

アロエ(Aloe)
アロエに含まれるバルバロインには下剤効果があります。外用で痔疾、肛門裂肛に用いられるほか、火傷や傷の創傷回復を促進するとされています。

セントジョーンズワート(Johanniskraut)
日本ではセイヨウオトギリソウとも呼ばれます。抗うつ剤と似た作用を持つ成分が含まれており、うつ症状や不安障害に用いられます。肝臓の薬物代謝酵素に影響し、いくつかの薬剤との薬物相互作用があります。

カモミール(Echte Kamille)
花の部分が、胃腸の炎症や痙攣性の胃腸障害、歯肉や粘膜の炎症に対して用いられます。

市販の薬草製剤の例

風邪薬
総合感冒薬として用いられる「Contromutan D®」には、ムラサキバレンギク(Sonnenhut)、ベラドンナ(Tolkirsche)、ヒヨドリバナ(Wasserdost)、 青トリカブト(Blauer Eisenhut)が含まれています。

咳・気管支の炎症
「Bronchipret TP®」や「Bronchicum®」には、サクラソウ(Primeln)とタイムの葉(Thymiankraut)が含まれます。「Prospan®」「Bronchoforton®」には、キヅタ属のEfeuの葉の乾燥エキスが含まれています。

のどの痛み
のどの舐め薬(Halspastillen)には、サルビア属(Salbei)やニワトコ(Hollunderbeere)を含む製剤や、アニス(Anis)、フェンネル(Fenchel)、サクラソウなどを含むものがあります。

胃薬
胃炎や胃部膨満感などの症状に用いられるのは、9種類のエキスが含まれている「Iberogast®」です。

下痢止め
「Ginkobil®」や「Gingopret®」には、イチョウの葉の乾燥エキスが含まれています。物忘れ、めまい、耳鳴りのほか、下肢の血流障害にも用いられます。

うつ症状
抗うつ作用があるとされるセントジョーンズワートを含む製剤として、「Esbericum®」「Felis 425®」「Hyperforat®」など多くの製剤があります。同じく不安・うつ症状に対しての薬用植物、バルドリアン(Baldrian)を加えた「Psychotonin-sed®」や「Sedariston®」もあります。

更年期障害
サラシナショウマ(Trauben-Silberkertze)のエキスからつくられた「Remifemin®」や、セントジョーンズワートとの合剤である「Remifemin plus®」があります。

痛み止め軟膏
Beinwellwurzelと呼ばれる、関節痛に効くとされる薬用植物や、ローズマリー、ユーカリ、ペパーミントの入った軟膏が売られています。

痔疾
ハマメリス(Zaubernuss)が入った「FAKUTU lind®」は痔に用いられる軟膏です。

最終更新 Mittwoch, 29 August 2012 11:54
 

心と体の関係 - パニック発作とパニック障害

知合いに、夜中に急に不安感に襲われ、心臓はドキドキ、呼吸も苦しくなるという症状に時々見舞われている人がいます。病院の検査では異常がないようですが、心配です。

不安は危険を避ける注意信号

「これから何か嫌なことが起こるかもしれない」と、気掛かりで落ち着かない気分が「不安(Angst)」です。不安は将来の悪いできごとを避けるための注意信号。しかし、この不安感が余りにも強過ぎて、生活の質(QOL)を著しく低下させたり、長期にわたり日常生活に支障を来たす場合には、「不安障害(Angststörung)」として扱われます(表1)。

表1 不安障害に含まれる主な疾患
疾患名パニック発作
予期しない主に状況に依存
パニック障害
恐怖性障害(恐怖症)
強迫性障害
外傷後ストレス障害(PTSD)
全般性不安障害
身体疾患からの不安障害

パニックの意味

本来パニック(Panik)という言葉は、大きな危機に際して自己を守るため、人や動物が集団としての秩序を失って逃げ出す乱衆行動を指します。社会学的には、1873年の大恐慌での銀行殺到や、1973年のオイルショックでのトイレットペーパー買い占めのような集団の非論理的な行動も、一種のパニック現象とされます。

最近は、個人に突然襲い掛かる不安や恐怖感からの 心身の混乱もパニックと呼ばれます。

表2 キーワードの解説
用語意味
不安障害 不安を主症状とする一連の病気の総称
パニック発作 動悸・呼吸困難などを伴なう突然の不安・恐怖
パニック障害 不安障害の1つの病名。パニック発作が主症状
過換気症候群 過呼吸からもたらされる一連の症状

パニック発作とは?

突発する強い不安・恐怖感に続き、死ぬのではないかと感じるような動悸(どうき)、息苦しさが出現する現象を「パニック発作」と言います。パニック発作は、ある状況に置かれることで生じる「特定の状況下での発作」と、いつ起きるかわからない「理由のない発作」に分けられ、後者は「パニック障害」(後述)に特徴的です。通常、10分程度で自然に治り、心臓・呼吸器・脳の検査でも何の異常も見付かりません。生命の危険も、ありません。

特定の状況でのパニック発作

パニック発作はどんな不安障害でも起こりますが、ある特定の状況と結び付いて起きることが少なくありません。例えば、重低音の大音響の音楽や騒音、狭いエレベーターの中、自由にトイレに行けない状況、逃げ場のない場所、運転席に着いた時、飛行機が乱気流で大きく揺れた時……など、不安や恐怖感を生み出す状況は人によって様々です。を訪れ回ることも。極端な場合は、パソコン依存症、ネット中毒などとも呼ばれ ます。

パニック障害(理由のないパニック発作)

特に理由もなく、不意に襲うパニック発作が2回以上みられ、発作がまた起こるのではないかという不安が続く場合には、「パニック障害(Panikstörung)」を考えます(図1)。パニック障害には3つの側面があります。

予期せぬパニック発作
理由なく、いつどこで起こるか予測できない内因性のパニック発作です。

不安を予期する(予期不安)
パニック発作がない時にも、「また発作が起こるのではないか」「人前で具合が悪くなったらどうしよう」という心配が続きます。

行動の範囲が狭くなる(広場恐怖)
以前にパニックが起こった場所や状況を回避するようになります。また、パニック発作が起きた時に逃げられない、あるいは助けを求めにくい場所を避けるようになります。その結果、公共の乗り物を利用したり、コンサート会場など大勢人が集まる場所を嫌い、行動範囲も次第に狭まります。

図1 パニック発作

パニック発作時の身体症状

動悸はどうして?
恐怖感や不安感が異常に高まった結果、体(脳)が危険回避の闘争状態に入り、交感神経系機能が亢進し、脈拍数と心臓の拍出運動が一気に増えるためです。

呼吸困難はどうして?
過呼吸(呼吸回数が必要以上に多い状態)で、呼気から血中の二酸化炭素が失われ、呼吸中枢が抑えられてしまいます。その結果「呼吸ができない」「息が吸えない」といった強い恐怖感が現れます。下記の症状と合わせ、「過換気症候群(Hyperventilation)」と呼ばれます。

手のしびれ、筋肉の硬直はどうして?
過呼吸による呼吸性のアルカローシス(血液のアルカリ濃度が高くなった状態)から、手のしびれや筋肉の硬直、めまいなど、多種多様な全身症状が現れます。

パニック発作とパニック障害の頻度

パニック発作はどの不安障害でもみられ、毎年人口の10%近くの人が経験するとも言われています 。一方、パニック障害については、平成14〜18年に行われた日本の厚生労働省の研究班の調査によると、生涯有病率は0.8% と報告されています。米国でのパニック障害の有病率は少し高く(1.6〜4.7%)、近年さらに増加傾向にあるようです。パニック発作もパニック障害も、女性に、男性の約2倍の頻度でみられます。

パニック障害の原因は?

特に理由もなく起こるパニック障害は「気のせい」や「気持ちの持ち方」によるものと誤解されがちですが、そうではなく、脳内の扁桃体にある、恐怖の感情を司る回路(恐怖神経回路)の機能の過活動のためと考えられています。仕事上や家庭での過大なストレス、過去の体験との関連も示唆されています。パニック障害を抱える人の50〜65% が、生涯のある時点でうつ病を経験するという報告もあります。

図2 パニック障害の悪循環

パニック障害の治療

パニック障害以外でのパニック発作は、自然と発作がみられなくなることも少なくありません。パニック障害の場合には、早期から薬物療法と精神療法を行います。薬としては、主に抗うつ薬のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やほかの抗うつ薬が用いられます。また、精神療法として、認知行動療法という治療法が用いられます(厚労省研究班の一般医向けのガイドラインより)。ドイツでは精神療法士(Psychotherapeut/ in)の助力も有益です。

過換気症候群への対応

過換気(過呼吸)症候群は、パニック発作だけでなく、激しい運動の直後や、口で大きな風船を急いでふくらませた後、過度の緊張による頻呼吸から引き起こされることもある病態です。過呼吸で失われた血液中の二酸化炭素の濃度を上げることで大抵の症状は落ち着きます。具体的には、中サイズの紙袋をゆるく口と鼻にかぶせ、出来るだけゆっくりと呼吸をします。呼気中の二酸化炭素を再び吸い込むことで、呼吸性アルカローシスの改善がみられます。

身体疾患からのパニック様発作

心筋梗塞や気管支喘息の発作時にもパニック様発作を起こすことがあります。また、アルコールや薬物依存症の禁断症状、 外傷後ストレス障害(PTSD) でも似た症状を示すことがあります。

パニック障害が疑われる方へ

1) 早期の診断、早期の治療開始が大切です。2) この病気についてよく理解することが大切です。3) 医師の指示に従って治療を受けてください。4) カフェインの入った飲食品(コーヒーや紅茶、緑茶、コーラ、チョコレートなど)の摂り過ぎは不安症状の増強につながります。5) さらに、心身がリラックスできるように生活のパターンを工夫しましょう。

最終更新 Montag, 26 November 2012 12:20
 

コンピューターと健康

仕事で1日中コンピューター(PC)を使っています。最近、目がぼんやりして見えることがありますが、PCとの関係はあるのでしょうか?

コンピューターで病気に?

1日に何時間もコンピューター(PC)に向かっている人の8割近くが経験するとも言われる目や肩の諸症状。ドイツではMausarm(マウス症候群)、RSI(Repetitive Strain Injury、反復負荷による障害)、Computer Vision Syndrome(コンピューター視覚症候群、日本で言うVDT症候群)などと呼ばれています。最近では、PCから離れられない「依存症」も問題となっています。

目への影響

目の疲れ・ぼやけ感
ディスプレーを何時間も休みなく注視した後、ふと周囲に目をやると、まるで視力が落ちたように対象物がぼやけたり(Verschwommene Sicht)、ダブって見える(Doppelbilder)ことがあります。ディスプレーやキーボード、書類など、近距離にある物にだけ視線を向けていると、目の焦点の調整機能の緊張が絶えず続く状態となり、目の疲れ(Müde Augen)に繋がります。また、ディスプレーの反射や映り込みも目の疲れを助長します。遠くを見るのに有用な矯正力の強い眼鏡も、近距離での作業を続けるには不向きな場合があります。

図1 モニターと窓の位置

目の乾燥(ドライアイ)
私たちの眼球の表面は、まばたきする際に運ばれる涙によって乾燥から守られています。しかし、PC作業 時はまばたきの回数が減り、目が乾燥しやすくなります。目の乾燥(Trokene Augen)は、特にコンタクトレンズ装着時に強く感じられ、時に目が焼けるような感じや痛み(Brennen und Schmerzen der Augen)、発赤(gerötete Augen)を生じます。

視力への影響は?
PC作業が直接、視力低下をもたらすという医学的証拠は今のところありません。目の症状の多くは、視力低下によるものではなく、PC使用による視覚系への負荷(ストレス)によると考えられています。一方、2004年の英国の医学雑誌に報告された、約1万人を対象とした日本の研究では、PCを長時間利用する近視の人と緑内障(視野異常)の関係が示唆されています。

肩、首、背中、手の症状

手首や指のしびれ感
高速タイピング、手首を捻ってのトラックパッドやマウスの使用という単純な負荷の繰り返し(RSI)により、 腱鞘炎や手根管症候群を発症することがあります。「マウス腱鞘炎」と呼ばれることも。

肩凝り、首の痛み
PC作業中は、腕は前方に曲げたままで、手はほとんどキーボードとマウスだけという非常に限られた動きになります。手だけではなく、首や肩の筋肉にも負荷が掛かり、長時間の作業では往々にして首、肩、腕に違和感や痛み(Beschwerde)を生じます。

腰痛や背中の不快感
私たちは絶えず移動したり、体の位置を変えて生活しています。PC の前での姿勢は、机・椅子の高さ、ならびにディスプレー、キーボート、マウスの位置によって決まります。同じ姿勢で数時間も座り続けると、背中や腰の筋肉の過緊張から、背中のだるさや腰の痛み(Rückenschmerzen)を来たすことも少なくありません。

精神面への影響

精神的な負担
PC を利用する仕事に従事している人の中には、過量な仕事を抱え込むことによる過労、デッドライン(締切)に追い立てられる心理的圧迫を感じている人もいます。このことが、PC の前に釘付けにさせ、さらに前述の症状を増悪させる誘因になっています。これらの心理的負担から、PC の前に座るだけで疲労感、めまい、イライラ感などを訴える人もいます。

心理的な依存症も
余りにもPC生活の深みにはまると、天気の良い週末や休日でもPC や携帯電話の画面に向かっていないと不安に感じる場合もあります。一旦PC のスイッチを入れると、際限なく色々なページを訪れ回ることも。極端な場合は、パソコン依存症、ネット中毒などとも呼ばれ ます。

電磁波の影響はありますか?

PC は、本体、ディスプレー、周辺機器・ネットワークの配線などから、ほかの家電器具と同様に、超低周波の電磁波を発しています。PC本体からはドイツの電源の周波数に準じた50ヘルツの電磁波が、ディスプレーからは60〜450ヘルツの複数の電磁波が出ています。今のところ、これらの電磁波がPC を扱う人の、白内障や特定の皮ふの病気、生まれてくる赤ちゃんの障害などに関連したという報告はありません。

ノートパソコンでは?

キーボードとディスプレー、トラックパッドが一体となったノートパソコンの場合、使用者の姿勢や動きがより制限され、どうしても覗き込む姿勢になりやすいため、注意が必要です。机上で長時間にわたり使用する際には、外付けのキーボードやマウスを用いて、腕や手首への負担を軽減する工夫も大切です。

健康を保つ工夫

定期的な休憩・体のストレッチ
少なくとも1時間画面を見つめたら、10〜15分間はPC から離れ、肩や腕を回し、体のストレッチをして筋 肉の緊張をほぐしましょう。長く働いて長時間の休息を取るより、こまめに休憩を入れた方が健康面からも作業能率からも効果的だと言われています。休憩中はメールのチェックをしたり、読みかけの本を読むのではなく、できるだけ遠方を眺めて目を休めるようにします。

ディスプレーの位置・高さ
使用者の真正面に設置し、背中を丸めないで眺めることができ、さらに首が上向きにならずに見れる(多くは自分の頭を超えない)高さに調整します。ディスプレーを机の端に置き、いつも体を横向きに捩って使うのは好ましくありません。ディスプレーの真後ろに太陽光の入る窓があったり、窓からの光が直接ディスプレー画面を照らす位置は避けます。画面上のホコリは定期的に取り除き、輝度やコントラストもきちんと調整します。

キーボードの位置と高さ
ディスプレーの正面(すなわち自分の正面)に来るようにします。手首を曲げないで(腕と直線になるように) キーボードを打てるような高さにします。キーボードは単体で移動ができる分離型で、角度の調整ができるタイプをお勧めします。マウスはキーボードと同じ高さで、 しかもキーボードの直ぐ横で用いるようにします。

椅子と机の高さ
ドイツで販売されている椅子の中には、座る位置が極端に高いものもありますが、まず両足が楽に床につくことが大切です。足が宙に浮いたり、逆に低すぎて膝が持ち上がったような姿勢は望ましくありま せん。場合によっては、フットレストの活用も有用です。長時間PCで仕事をする人は、腰へのサポート (Lendenunterstützung)機能の付いた椅子が、腰の負担の軽減に有用です。キーボードを載せる机の高さは、 伸ばした前腕(肘から先の部分)が床と水平になること が理想です。

それでは今日も、健康的にコンピューターを活用して ください。

図2 コンピューターと姿勢

最終更新 Mittwoch, 17 November 2021 10:38
 

家庭の常備薬 (日本とドイツの市販薬)

日本で使用している風邪薬と同じような総合感冒薬は、ドイツでも手に入るのでしょうか。

日本の総合感冒薬の成分とは?

日本の総合感冒薬は大変良くできていて、風邪のほとんどの症状に対応する成分が含まれています。代表的な「バファリン®EX」「ベンザ® ブロック」「ルル®」「パブロン®」「コルゲン・コーワ®」の各シリーズでみると、 主に①解熱・鎮痛薬、②抗ヒスタミン薬、③咳止め、④ 去痰(きょたん)の薬、⑤カフェインが含まれており、さらに⑥ビタミン類、⑦胃薬が加えられているものもあります。

表1 あると便利な家庭薬
症状治療薬など薬局でのドイツ語
発熱 子どもの熱冷まし Fiebermittel
体温計 Fiberthermometer
頭痛・歯痛 痛み止め Schmerzmitttel
胃腸 吐き気止め Mittel gegen Übelkeit
下痢止め Mittel gegen Durchfall
痔の薬 Mittel gegen Hämorrhoidalleiden
けが ばんそう膏 Erste-Hilfe-Pflaster
包帯 Verband
消毒液 Desinfekionsmittel
その他 虫刺され軟膏 Gel für Insektenstiche
筋肉痛の軟膏 Gel für Sportverletzungen

発熱や体の痛みに対して

日本の総合感冒薬には、解熱・鎮痛薬としてアスピリン(アセチルサリチル酸)、イブプロフェン、アセトアミノフェンの内、1~2種類が含まれています。同じメー カーの総合感冒薬シリーズ内でも異なる成分が用いられているものもあります。小児への安全性では、アセトアミノフェン(パラセタモール)が優れています。

咳や痰に対して

ほとんどの日本の総合感冒薬に配合されているコデインリン酸は咳中枢に作用します。さらに気管支に作用するメチルエフェドリンが追加されているものもあります。 痰を取りやすくするブロムヘキシンなどの去痰薬も入っています。

鼻炎症状に対して

日本の総合感冒薬には、鼻水やくしゃみに対して効果のある抗ヒスタミン薬が含まれています。抗ヒスタミン薬は花粉症の治療にも用いられる成分です。エフェドリン製剤も鼻粘膜の血管を収縮させて、症状の軽減に役立ちます。抗ヒスタミン剤は眠くなったり、体がだるくなったりするので、車を運転する前の服用は控えましょう。

総合感冒薬にカフェイン?

カフェインは頭痛を和らげる作用と、抗ヒスタミン薬による眠気の解消のため、総合感冒薬に含まれています。 不眠症の人は、服用の際に留意しましょう。

表2 日本とドイツの市販薬の違い
 日本ドイツ
感冒薬 複数の成分が入った総合
感冒薬が多い
主に症状ごとの単成分
植物からの薬も多い
痛み止め 胃薬、催眠静成分や
カフェインを配合してある
薬も少なくない
多くは単成分
用量 同じ成分でも含まれる
用量は病院薬より少ない
用量の大きいものは
処方せんが必要
植物からの薬 少ない 豊富である
漢方成分の薬 ある ない

ドイツにも総合感冒薬はありますか?

ドイツにも、解熱・鎮痛薬、抗ヒスタミン薬、咳止めなどが組み合わさった「Grippostad®」「Wick DayMed®」「Basoplex®」などの薬があり、薬局(Apotheke)で買い求めることができます。また、「Gute Nachte-Saft」「Wick MediNait®」など夜用に配合成分を変えてあるものもあります。ただし、軽度の風邪症状に対しては、安静と睡眠、ビ タミンCの服用やハーブティーを勧められたり、薬草から作られた鼻炎薬の「Sinupret®」、咳止め薬の 「Bronchipret®」「Prospan®」や、免疫力を高めるとされる「Contramutan®」などが用いられることも少なくありません。

解熱・鎮痛薬 (Fieber- und Schmerzmittel)

日本では、アスピリン製剤の「バファリンA®」、アセトアミノフェン製剤の「タイレノール®」、イブプロフェン製剤の「セデスキュア®」、さらにロキソプロフェン製剤の「ロキソニンS®」などがあります。「セデス・ハイ®」はピリン系です。対応するドイツの市販薬としては、 アスピリン単剤である「Aspirin®」、アスピリンとビタミンC の合剤「Aspirin® Plus C」、アスピリンとカフェインの合剤「Aspirin® Coffein」、イブプロフェン製剤の「Nurofen®」「Dolormin®」、アセトアミノフェンは Paracetamol各社から出ている薬、ジクロフェナク製 剤の「Voltarein®」「Diclofenac dura®」などを薬局で購入することができます。

整腸薬(Darmmittel)

日本では下痢でお腹の調子が悪い時に重宝する乳酸菌製剤の「ビオフェルミン®」や、酪酸菌製剤の「ミヤリサン®」、消化管の動きを抑え、腹痛と下痢を和らげる作用があるロートエキスがあります。ドイツにも似た薬として、乳酸菌製剤の「Lactobiogen®」、発芽酵母 製剤の「Eubiol®」が用いられ、ひどい下痢に対しては ロペラミド製剤の「Lopedium®」「Imodium® akut」、 Loperamid akut各社の薬が使用されます。

胃薬(Magenmittel)

日本では実に多くの種類の胃薬が市販されています。 大きく分けて、胃酸の分泌を抑えるタイプの「ガスター 10®」「三共Z胃腸薬」。胃の動きを抑えて痛みを和らげるタイプの「ブスコパンA®」やパンシロン®製品の一部。消化酵素や胃の動きを良くする成分が含まれ、胃の働きを助けるタイプの「胃腸薬ザッツ®」「タナベ胃腸薬調律®」。また、生薬を中心とした「タケダ漢方胃腸薬」「大正漢方胃腸薬」「太田胃酸®」もあります。ドイツの市販の胃薬には、胃の痛みに対しての「Buscopan®」、「ガ スター10®」と同じ成分の「Famotidin-ratiopharm® 10mg」、植物から抽出した薬の「Iberogast®」、腹部膨満やゲップに対しての「Imogas®」。さらに制酸作用や胃粘膜を保護する各種の薬が市販されています。

便秘薬

日本で用いられる、センノシドを主成分とする便秘治療薬の「新サラリン®」「タケダ漢方便秘薬®」は、 ドイツでは一般的ではありません。日本の「コーラック®」と同じビサコジル製剤「Dulcalax®」「Bekunis Bisacodyl®」、「コーラックソフト®」や「ピコラックス ®」と同じピコスルファートが主成分の「Laxoberal®」「Laxans®」、さらにラクツロース製剤やマグネシウム製剤など多くの種類の薬があります。

痔の薬

日本の「ボラギノールM ®(ステロイドなし)」と「ボ ラギノールA ®(ステロイド入)」は局所麻酔薬を含む軟膏です。ドイツで入手できる同じような軟膏は 「Posterisan akut ® 」。薬草成分を主体とする「Faktu lind®」や「Hametum® Hämorrhoidensalbe」「Haenal ® fact 」なども市販されています。ステロイド含有のものは処方せんが必要です。

筋肉痛と湿布薬

日本では筋肉痛や腰痛時に用いられることが多 く、種類も豊富な湿布薬。ドイツにも、ジクロフェナク(ボルタレン)の鎮痛薬の湿布「Voltaren Wirkstoff- Pflaster®」「IBSA Flector Schmerzpflaster®」や温めるだけの「Hansaplast® ABC Wärme Pflaster」 「ThermaCare®」がありますが、製品種は限られています。むしろ、ジクロフェナクやイブプロフェンがチューブに入ったゲル製剤が多く使われています。

擦り傷や虫刺され

日本で有名なのは「オロナインH軟膏®」です。この軟膏にはクロルヘキシジングルコン酸塩という殺菌作用成分が配合されています。同じものではありませんが、ドイツにもけがや虫刺されに用いる軟膏がありま す。「Hametum Wund- und Heilsable®」は小さな傷や皮膚や粘膜の炎症に、「Zinksalbe(亜鉛華軟膏)」はかすり傷、皮膚の痒みや湿疹に、やけどや虫刺されには 「Brand- und Wundgel Medice®」などが有用です。

常備薬の留意点

日本から持参した薬に対しては、安心感をお持ちのことでしょう。とは言え、有効期限切れになったものは処分しましょう。薬類は外箱・説明書と一緒に直接日光の当たらない、子どもの手が届かない所に保存します。総合感冒薬と湿布薬を除けば、ドイツの薬局にも日本のものと同じような成分・効能の薬が少なからず置いてあります。また、植物成分からなる薬も豊富ですので、試してみてはいかがでしょうか。同じ成分の薬でも、日本とドイツでは用量が異なることがあります。薬について分からないことがある場合には、掛かりつけの医師に尋ねてみるのも良いでしょう。

※今回は、日本とドイツの総合感冒薬、解熱薬、風邪薬、胃腸薬、湿布薬、痔の薬についてお話しました。ドイツでの生活で役に立つ家庭の常備薬(Hausapotheke)については、本誌775号 (2009年7月24日)もご参照ください。

最終更新 Mittwoch, 29 August 2012 11:56
 

薬が効かない?! 多剤耐性菌という脅威

「多剤耐性菌」が時々問題になっていますが、そもそも耐性菌とは何でしょうか?

耐性菌とは?

本来は効果のある抗菌薬(抗生物質)が効かなくなった細菌を、「耐性菌」と言います。多剤耐性菌とは、多くの抗菌薬に対して耐性を獲得した細菌のことで、代表的な多剤耐性菌にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)があります。

ペニシリンの発見と耐性菌の始まり

1929年に最初の抗菌薬であるペニシリンが発見される前は、細菌感染症の根本的な治療法はなく、自己の体力を頼りに自然回復を待つのみでした。そのため、ちょっとした傷をもとに命を落とす人もいました。ペニシリンが発見されてから数年後、ペニシリンに対する耐性を獲得したペニシリン耐性菌が出現します。これは、ペニシリンを無効化してしまうペニシリナーゼ(β- ラクタマーゼ)という酵素を作る菌でした。1959年には、ペニシリナーゼの影響を受けないメチシリンという抗菌薬が作られましたが、それに対しても2年後には耐性を持つメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)(後述)が出現。その後も、細菌と抗菌薬のイタチごっこが続いています。

図1 抗菌薬と耐性菌の関係

なぜ耐性菌が増えたのでしょう?

背景には、医療現場での抗菌薬の使い過ぎ(乱用)や抗菌薬の不適切な選択があります。また、抗菌薬の過度な開発・販売競争もその一因とされています。診療レベルで大切なことは、医師が抗菌薬を正しく使い、患者が処方された抗菌薬の服薬回数を勝手に変えたり、中断したりしないで、指示に従って服用することです。

耐性菌は誰に感染しやすいですか?

耐性菌は、健康な成人の抵抗力を前にしてはほぼ無力ですが、抵抗力が弱い子どもや病人には生命を左右する脅威となり得ます。耐性菌に感染すると、薬が効か ず、感染症が治りにくくなるのです。耐性菌の中でも感染力が弱い緑膿菌やアシネトバクターは通常、抵抗力が弱っていて、長期にわたって抗菌薬を使用している入院患者が感染します。一方、皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌は、健康な子どもの「とびひ」の起因菌です。表皮ブドウ球菌感染症のほとんどはペニシリン耐性で、まれに治りの悪い「とびひ」ではMRSA が疑われることもあります。また、乳幼児の鼻咽頭に常在し、時に中耳炎をきたす肺炎球菌についても、最近は耐性菌であるペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)が見付かっています。

耐性菌の診断法は?

感染部位からの検体(皮膚の創、血液、尿、痰など)を細菌培養し、抗菌薬の感受性テストを行うことにより判断します。テストには数日を要するため、現在MRSAを1日程度で判定できる迅速診断テストも開発されつつあります。

多剤耐性菌の保菌者の治療は?

抗菌薬の感受性テストによって保菌者(細菌に感染している)であることが判明したとしても、細菌に感染することと、症状を伴う感染症を発症することとは同じではありません。明らかに感染症をきたしている場合は治療が必要ですが、全く症状がない状態ならば、必ずしも治療が必要になるとは限りません。

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌とは?

患者から採取分離した黄色ブドウ球菌に占めるMRSA の割合は、国や地域によって差があります。ドイツは20%未満、イタリア・ギリシャは30~40%、 イギリスはやや高く40~50%、米国が約50%、日本は50%以上と推測されています(2006年のイギリスの医学雑誌の報告)。徹底したMRSA対策に取り組んでいるスウェーデンとオランダでは、3%以下に抑えられています。

MRSA の頻度は?

患者から採取分離した黄色ブドウ球菌に占めるMRSA の割合は、国や地域によって差があります。ドイツは20%未満、イタリア・ギリシャは30~40%、イギリスはやや高く40~50%、米国が約50%、日本は50%以上と推測されています(2006年のイギリスの医学雑誌の報告)。徹底したMRSA対策に取り組んでいるスウェーデンとオランダでは、3%以下に抑えられています。

図2 欧州各国のMRSA の頻度(2002年時点)

(2008 EARSS Annual Report より引用)

MRSA はどのように感染しますか?

MRSA感染症は、ほぼ入院患者に限定されてます。医療スタッフの手指、鼻腔、衣服に付着したMRSA がほかの患者に「接触」することで感染が拡がります。そ のため、MRSA が検出された病院では、院内感染予防対策ガイドラインに従って、徹底した拡散予防の処置が講じられます。

図3 黄色ブドウ球菌に占めるMRSA の割合(%)

( 英国健康保健局による1992 ~ 2002年のイギリスでの調査)

しかし、最近は病院とは関係のない市中感染型のMRSA も見付かっています。特に米国では、市中型の黄色ブドウ球菌感染症の12% がMRSA によるものと報告されています(2007年の米国医師会雑誌)。このような市中感染型のMRSA は、ドイツをはじめとするヨーロッパでは、まだまれです。

MRSA の特効薬は?

MRSA感染症の第1選択薬は今も1956年に開発された「バンコマイシン」です。近年はMRSA感染症に対する新しい抗菌剤(ダプトマイシン、リネゾリド、テイコプラニンなど)も開発されています。

ところが困ったことに、近年はバンコマイシンへの感受性が低下したMRSA も散見されるようになりました。1996年にはバンコマイシン低感受性MRSA(VISA)や、2002年には全くバンコマイシンが効かないバンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)も見付かっています。

結核菌も多剤耐性化が進んでいる

最近は、結核菌の耐性化も問題になっています。第1選択の結核治療薬であるリファンピシンとイソニアジドの2剤に耐性を持つ結核菌を多剤耐性結核菌(MDRTB)、さらに第2選択薬のカナマイシンやキノロン系抗菌剤にも耐性を示す結核菌を超多剤耐性結核菌(SMDRTB)、または広範囲薬剤耐性結核菌(XDR-TB)としています。多剤耐性結核の致死率は50% にも達します。

WHO(世界保健機構)は2000〜04年にかけて世界49カ国を対象に調査を実施。その結果、耐性結核菌の比率は結核菌全体の5分の1に達することが分かりました。特にラトビアなど東ヨーロッパ諸国や中央アジア地域では多剤耐性結核菌の比率が高く、WHO は昨年9月、欧州においても耐性結核菌が拡がっているとの警告を出しました。

なぜ多剤耐性結核菌が増加する?

結核治療は、複数の抗結核剤を6カ月以上にわたり根気強く服用しなければなりません。抗結核剤投与が1剤だけ、あるいは結核菌の薬剤感受性を無視した治療、さらには症状が改善すると1カ月程度で抗結核治療を中断し、仕事に戻ろうとする患者が少なくないことも多剤耐性結核菌の増加と関係しているようです。

ヘリコバクター・ピロリ菌の耐性菌って?

胃潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリ菌についても抗菌薬への耐性菌が増えてきています。除菌がうまくいかない原因の1つになっています。日本ヘリコバクター学会の調査によると、2000年には7%程度であったクラリスロマイシン耐性率が5年後の05年には30%近くまで増加しています。

その他の多剤耐性菌

日本の厚生労働省は、多剤耐性アシネトバクター、ニューデリー・メタロ-β- ラクタマーゼ(NDM-1)産生肺炎球菌などにも注意喚起を呼び掛けています。

最終更新 Montag, 07 Mai 2012 14:31
 

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