年末年始に日本へ里帰りする方は、もう飛行機の切符を予約したことだろう。久しぶりに故郷へ帰る嬉しさとともに、「あぁ、おみやげ何にしよう?」と、帰国前にもう一つ頭の痛い、でも大切な仕事が残っている。10月24日の日本経団連の発表によれば、今年の冬のボーナスは過去最高の平均90万1031円になる見込み。ボーナスがもらえる人も、もらえない人も、できれば安くて喜ばれるドイツみやげを調達したい思いは同じはずだ。そこで今特集では、いま話題のおみやげを紹介。帰国のたびに、ガイドブックに載っているようなおみやげを持って帰って、またこれ?なんて言わせないためにも、定番以外のドイツ製品もしっかり押さえておこう。
「土産」は日本の文化である、と思う。日本人ほど贈り物を頻繁にし、土産に対して情熱を傾ける民族はほかにいないのではないだろうか。たとえ週末だけの短い旅行でも、必ず家族にはちょっとした土産を買って帰るし、少し長く旅をすれば、友だちや同僚、近所の人にも何か買わなければと思ってしまう。「気配り」を良しとする日本特有の精神も関係しているかもしれない。あげないと失礼にあたるのかどうかわからないが、良好な人間関係の潤滑油として、日本社会では土産がある重要な役割を果たしているのは事実だ。実際、ドイツ人から、旅行先の土産をもらったことなどほとんどない。
土産の語源は、神社などの配り物「宮笥(みやげ)」にあるらしい。全国各地からやって来た参拝者たちが、それを持って故郷へ帰ったという。ただし、その漢字からもわかるように、土産はあくまでも「その土地ならではのもの」。地元に縁もゆかりもなく、商品名に土地の名前だけが入っていたり、よくよく見てみたら、製造はほかの土地だったり、という経験をした人も多いのではないだろうか。ドイツからの土産として、フランスやイタリアなど欧州の他国の製品を買う人もいるが、せっかくドイツ在住の我々なのだから、粋なドイツ製品を贈ろうではないか。
Hard Rock Cafe Münchenのくま
ミュンヘンの民族衣装を着たハードロックカフェ限定のぬいぐるみ。ここでしか買えないのでぜひ入手したい
Hard Rock Cafe München
http://www.hardrock.com
Feilerの新柄ハンドタオル
おみやげ人気ナンバーワンのファイラーは、今秋に発売された新柄Belvedere(白・茶)と Melantha(紫)を
Ernst Feiler
http://www.feiler.de
ドイツ・ヒット曲集
「Die Hit-Giganten Deutsche Hits」
音楽好きにはドイツミュージックのヒット曲ばかりを収録したCD(2枚組)はいかが?
Smm(Sony BMG)
Bioの紅茶
スーパーやドラッグストアで気軽に買えて喜ばれるのが、Bioの紅茶。たくさんある種類の中でもミントティーやハーブティーが◎
メルケル首相のレモン搾り器
アンジーが裸でお風呂に?いいえ、レモン搾り器です。これぞドイツを代表するおみやげ
Unterhaltung
http://www.unterhaltung-lieblingsstuecke.de
Froschの洗剤
いま日本で人気沸騰のフロッシュ。トレードマークのカエルのイラストとエコ商品が人気の理由
ERDALREX
http://www.frosch.de
Bernd das Brot のぬいぐるみ
KIKAの番組でおなじみの食パンをかたどったキャラクター。一見グロテスクだけど見慣れればかわいい
KIKA
http://www.kika.de/
©KI.KA/Bernd Lammel "Bernd das Brot" ist ab 6. Oktober, immer samstags 12:40 Uhr im KI.KA zu sehen.
Zielonkaの消臭グッズ
水を入れて部屋に置いておくだけで、半永久的に消臭効果のあるステンレス消臭グッズ。使い捨てではないのでエコ派にも◎
Zielonka-Wohnen & Leben
http://www.zielonka-shop.com
Steiffのキーホルダー
おみやげの定番シュタイフ。こんな小さなキーホルダーなら、いくつ買ってもかさばらないし値段もお手ごろ
Margarete Steiff
http://www.steiff.de
ASTRAのハエたたき
ハンブルクのビール「アストラ」。サッカー、ザンクト・パウリのファンはこれを飲むのがお約束。こんなかわいい ハエたたきなら、苦手なハエもなんの その
ASTRA
Dr. Haushukaのトライアルセット
かのジュリア・ロバーツも使っていると噂のナチュラルコスメ。フェイスケア、ボディケア、バスオイルの3種類あるトライアルセットで、まずは試してみて
Dr.Haushuka
http://www.dr.hauschka.de
エルツ地方のパイプ人形
ドイツと言えばやはり木製人形。お香を入れると口から煙が出るしくみになっている
Gerda Lutherer
http://www.lutherer.de
Niegelohの毛抜き
マイスターが一つひとつ手作業で刃を研ぐため、どんなに細い毛でもつかめる優れた毛抜き。眉のお手入れに最適
Ernst u. Willy Niegeloh
http://www.niegeloh.de
ドラッグストアの自然派化粧品
手軽に買えるナチュラルコスメとしておススメなのが、ドラッグストアMüllerの「Terra Naturi」、dmの「alverde」、ROSSMANNの「Alterra」。かなり安いが効果は抜群
Müller
http://www.mueller.de
dm http://www.dm-drogeriemarkt.de
ROSSMANN http://www.rossmann.de
BMWの子ども用スニーカー
先日ミュンヘンにオープンしたばかりの「BMW Welt」内には、BMWやF1チームBMW Sauberのグッズがずらり
BMW WELT
http://www.bmw-welt.com
Confiserie Reichertのバウムクーヘン
1882年創業のベルリンの老舗コンディトライ。職人が一つひとつ手作りするバウムクーヘンは絶品。生ものなのでお早めに
Confiserie Reichert
http://www.confiserie-reichert.com
Josef Mackのバスオイル
チロル地方のハイマツを使用したバスオイル。油成分を使っていないため、お風呂上がりもベタベタせず、肌がしっとりとなる
Josef Mack
http://www.josefmack.de
HEY-SIGNのフェルト小物
デュッセルドルフ近郊で1999年に誕生したフェルトグッズメーカー。眼鏡ケースやナプキンリングなど、どれも色とりどりでかわいい
HEY-SIGN
http://www.hey-sign.de
MONTBLANCの名前入り万年筆
自分や特別な人へのおみやげに、老舗モンブランの高級万年筆を、しかも名前入りで贈ってみては?
MONTBLANC
http://www.montblanc.de
Björn Köhlerのサンタの置物
エルツ山脈地方・エッペンドルフ生まれのコロンとした木製サンタクロース。ほのぼのとした雰囲気が心を和ませる
Björn Köhler
http://www.bjoern-koehler.de
Brinkhausの 羽毛布団
1847年創業の老舗。寒い地域に生息する水鳥の羽を使用しているため、保湿性、吸湿性、通気性に優れている。一度使ったらやみつきに
Brinkhaus
http://www.brinkhaus.de
ベルリン日独センター総裁 久米邦貞
ZWILLINGの爪切りばさみAIGNERやGOLD PFEILの革製品小物
ゾーリンゲン(Solingen)で生まれたツヴィリングブランドの「爪切りばさみ」(Nagelschere)を45年来愛用していますが、とにかく使いやすさは、ほかの製品とは比較にならないほど優れています。特に、セットになったものでなく、はさみだけ単品の最上級品は、40年以上使っていても切れ味抜群です。おみやげとして買って帰ると、いつも皆さんに大変喜んでもらっています。もう一つ、アイグナーやゴールドファイルの革製品もおススメです。特に、財布や名刺入れ、ベルトなどの小物がおみやげには良いと思います。デザイン的にはイタリア製品を好む方もいるかもしれませんが、革の品質や縫製がしっかりしていて、何年使っても形が崩れず、やはり人に喜ばれています。
ZWILLING www.zwilling.com
AIGNER www.aignermunich.com
GOLD PFEIL www.goldpfeil.de
1937年生まれ。61年外務省入省後、中近東アフリカ局参事官、在ベルリン日本国総領事、在ウィーン国際機関日本政府代表、駐ドイツ特命全権大使などを経て、2003年より現職。
ケルン日本文化会館館長 上田浩二
岩塩世はグルメまっさかり。そうは言っても、ドイツから料理や食材を日本へ持って行くわけにもいきません。それなら料理に欠かせない脇役はどうかと考え、おみやげにドイツの塩を持って行くことにしました。米粒くらいのきれいな塩の結晶です。もちろん海辺で製塩したものでなく、日本では珍しい「岩塩」です。ドイツ語圏にはSalz-で始まる地名、あるいはHall-を含む地名がいくつもありますが、どちらも塩を意味します(後者はギリシャ語)。かつてヨーロッパは大洋の海底にあったので、そこに堆積した塩が大量に地中から見つかります。各地の塩山坑は、すでにケルト人の時代から知られていました。この岩塩を、おしゃれな専用ミルとともに差し上げると、とても喜ばれます。料理の味付けに使うだけでなく、ミルごと卓上に置いてもすてきです。例えば、日本の美味しいお豆腐と太古のヨーロッパの塩の出会い──。ちょっと時空を超えた雄大な気持ちになれますね。
早稲田大学、筑波大学でドイツ文化および異文化交流を担当。NHK「ドイツ語講座」元講師(テレビ、ラジオ)。留学や客員教授など合わせると在独歴は10数年にわたる。ベルリン日独センター副事務総長(日本側代表)を経て、今年3月より現職。
日本独文学会会長 平高史也
Radebergerのピルスナーいわゆるピルスナー(Pilsner)というビールは各地にありますが、本当のビール党ではないためか、どれを飲んでも苦味ばかりが残ってしまい、あまり好きではありません。しかし、「ラーデベルガー」だけは違います。なんとも言えないコクと切れ味、それでいてまろやかな味わい。そして、澄み切った金色のビールの気品……。再統一で旧西ドイツ人が喜んだことの一つが、ドレスデン近郊のラーデベルク(Radeberg)で造られるこのビールが飲めるようになったことだ、などという冗談を聞きますが、ベルリンのフィルハーモニー(Philharmonie)や州立歌劇場(Staatsoper)で飲めるのもラーデベルガーであることを思うと、あながち冗談でもないのかもしれません。
Radeberger www.radeberger.de
慶應義塾大学総合政策学部教授。専門はドイツ語教育、日本語教育、社会言語学。東京外国語大学大学院を修了後、ベルリン自由大学にて博士号を取得。
NHKテレビ「ドイツ語会話」講師 保阪良子
Brainstreamのアイアーウーアキッチン用品がいいと思います。例えば、「蜂蜜をすくう道具」や、朝食時に食べる卵関連のものです。「エッグスタンド」は材質、デザインともに豊富ですのでおススメです。特に、卵をちょうど良い半熟に茹であげるための「アイアーウーア(Eieruhr)」は、とてもおもしろいおみやげだと思います。キッチン用品が良いのは、かさばらず、それほど高価でなく、またデザイン的にも美しく、便利なものが多いからです。ブレインストリームのアイアーウーア「PiepEi」は、NHKテレビ「ドイツ語会話」の番組内でも紹介しました。卵型のアイアーウーを卵と一緒に水に入れて茹でるもので(卵は何個でも大丈夫)、半熟になると音が鳴って知らせてくれます。半熟タイプ、やや固めタイプ、固茹でタイプの3つがありますが、特に半熟タイプがおススメです。番組を見て実際にドイツで買ってきた視聴者の方もいらしたので、半熟卵をよく召し上がる方々には便利で、楽しい商品だと思います。デパートで見つけられるおみやげです。
Brainstream www.brainstream.de
学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科准教授。専門はドイツ語学(意味論・語用論)。1982年サンケイスカラシップにてミュンスター大学に留学。89年ミュンヘンでドイツ語教授法研修。2006年度よりNHKテレビ「ドイツ語会話」で講師を務める。
指揮者 児玉 宏
焼き菓子「ライプツィガー・レルヒェ」
「ライプツィガー・レルヒェ(Leipziger Lerche)」 はマルチパンの入ったライプツィヒ特有の焼き菓子で、“ライプツィヒのヒバリ”という意味です。マイセン焼きの磁器にはこのお菓子専用の入れ物もありますので、お菓子と一緒に揃えてマイセンもお買いになってはいかがでしょう?ライプツィヒは、滝廉太郎が1900年から1年間留学をしていた旧東ドイツの街で、ヨーロッパ有数の文化都市としての歴史を誇ります。バッハが活躍し、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ヨヒムらが生活をし、ワーグナーが生まれた街。また、ニキシュやフルトウェングラーが指揮をしたゲバント・ハウス・オーケストラの拠点でもあります。1989年の冷戦終結に至る「ドイツの無血革命」の発端になったニコライ教会もあります。ライプツィヒは、表面的なことに惑わされず、歴史を踏まえながら自らの価値を守っている、そんな街なのです。
Corso(Leipziger Lerche) www.corsoela.de
桐朋学園大学指揮科卒。斎藤秀雄、小澤征爾両氏に師事。1975年渡独。デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場第一オペラ専属指揮者、バイエルン州立コーブルク歌劇場音楽総監督などを歴任。来年4月より大阪シンフォニカー交響楽団音楽監督に就任予定。ミュンヘン在住。
作家 サンドラ・ヘフェリン
LAMYやPelikanの万年筆BREEの財布
過去に私が日本人に「ドイツみやげ」としてあげた物に、ラミーとペリカンの万年筆(Füllhalter)があります。ローマ字を書く際は万年筆の先が太くても構いませんが、漢字を書くための万年筆に関しては、なるべく先が細いほうが良いので、そのような物を選びました。万年筆と一緒にインクと、あとドイツのおみやげ物屋さん「i-Düpferl」に売っている、ちょっと凝った可愛いカードを添えると喜ばれますよ。万年筆以外には、ブリーの財布なんかがいいと思います。シンプルな皮で典型的なドイツデザインですが、ドイツが好きな人には喜ばれるアイテムです。
LAMY www.lamy.com
Pelikan www.pelikan.com
BREE www.bree.de
ロンドン生まれ、ミュンヘン育ち。日本の小学校に通ったことがあり、ドイツの学校を卒業後再び来日。興味は日独の比較文化。著書に『浪費が止まるドイツ節約生活の楽しみ』、『ドイツ女性・自立生活の楽しみ』(ともに光文社)など。
慶應義塾大学経済学部教授 中山 純
DallmayrのハチミツKnorrのインスタントソース
最近、有名なものは何でも日本で手に入るので、ドイツから特別に買って帰るものはややコアなものばかりです。現地で簡単に手に入る商品で好評だったのは、ミュンヘンにあるダルマイヤーの「ハチミツ50グラムビンの6本セット」です。ミュンヘン空港内のダルマイヤー・ショップでも販売しているので、乗り継ぎ時にも購入できます。日本では珍しい樹木から採ったハチミツが多く、喜ばれると思います。個人的には、行くと必ずクノールなどのインスタント・スープの素を買います。その中でおススメは、スープではありませんが、白アスパラのソースとして美味しいオランデーズソースの素(Hollandaise Frühlingskräuter)です。私は毎年1回、シーズンになると、知り合いの北海道の生産者から生の白アスパラを取り寄せています。その昔、ドイツで初夏に食べた生アスパラの美味しさは、今も忘れられません。
Dallmayr www.dallmayr.de
Knorr www.knorr.de
専門はドイツ語学(テキスト言語学)。学習院大学大学院を修了後、ビーレフェルト大学博士課程中退。NHKテレビ「ドイツ語会話」元講師。1995年より現職。
料理研究家 門倉多仁亜
Fashyの湯たんぽ胆のうの石鹸
私はドイツの「湯たんぽ」(Wärmflasche)が好きで、子どものころから使っています。ドイツ人の祖父母と暮らしているときは、夜寝るときに足元に入れてもらって眠りを誘い、風邪をひいて喘息気味のときは胸に当て、腰が冷えて痛ければそこに当てるなど、ドイツ人にとっては魔法の薬のよう。電気毛布は一晩中ついていて体が体温調整を忘れてしまうのに対し、湯たんぽは、体が温まるのと同時に冷えていくので、そのような心配はありません。ドイツで一番買いやすい湯たんぽは、薬局においてあるファシー製のもの。最近はフリースのカバー付きも売っています。値段も7~8ユーロほどでお手ごろ。あと、私が好きなのは「サクランボの種の湯たんぽ」。これも運が良ければ、薬局などで見つかるはずです。最近は日本でもファシーの湯たんぽを見かけるようになりましたが、カバーがかわいかったりでアクセサリー的な扱い。お値段も3000円くらいのものが多いようです。あともう一つ、主婦の友人にあげると喜ばれるのは、これもドラッグストアで買える「ガルザイフェ(Gallseife)」(胆のうの石鹸)。シャツの襟や泥汚れなどをとるのに優れています。お値段も1ユーロくらいでお手ごろ!エコなおみやげです。
Fashy www.fashy.de
1966年生まれ。ドイツ人の母、日本人の父を持ち、独、日、米で育つ。外資系証券会社を経て、ロンドンのル・コルドン・ブルーで料理と菓子を学ぶ。書著に『コーヒータイムのお菓子』(文化出版局)、『タニアのドイツ式部屋づくり』(ソフトバンククリエイティブ)。
在フランクフルト日本国総領事 花田吉隆
ラインガウワイン「HAMM」HÖCHSTの磁器
ドイツみやげの中には、歴史を感じさせるものが少なくありません。おススメは、フランクフルトから車で30分ほどのリューデスハイム近郊の街エーストリッヒ・ヴィンケル(Östrich-Winkel)にある「Gutsausschank Hamm醸造所のワイン」です。ハムさんの祖父の弟に当たるハインリッヒ・ハムさんは今から100年前、明治政府に請われて甲府に赴き、本邦初のワイン製造を指導した人で、当時の事情を報じた『毎日グラフ』にはワイン製造に汗を流すハムさんの姿が載っています。夏の夕方、夕涼みがてら庭先でこのワインを一口含むと、芳醇な香りとともに、100年にわたる日独関係史が目の前に広がっていくようです。もう一つは「ヘキスト磁器」です。磁器というとマイセンが思い浮かびますが、ヘキストはマイセンに次いで歴史が古く、創業1746年。マインツ選帝候により創業の勅状が付与され、今でもマインツ市の紋章である車輪が商標となっている、由緒ある品です。何が両メーカーの運命を分けたかと言えば、ヘキストは創業しばらくして閉鎖の憂き目に遇い、戦後再興されたことです。値段はマイセン同様安いとは言えませんが、名前の知れ渡ったマイセンに飽き足らない方にはおススメです。
HAMM www.hamm-wine.de
HÖCHST www.hoechster-porzellan.de
1953年生まれ。
77年外務省入省後、在南アフリカ共和国及び在スイス日本大使館公使を経て、2006年7月より現職。
PARKHAUS
ベルリンで誕生したパークハウスはフェルト地を使った小物がお得意。卵にかぶせるウサギ型カバーやクローバーなどのモチーフを使ったナプキンリングなど、朝食が楽しくなること間違いない。
http://www.parkhaus-berlin.de
AMPELMANN
旧東ドイツの歩行者用信号機から誕生したアンペルマン。マン(男の子)だけでなくアンペルフラウ(女の子)もいる。流行のエコバックも、アンペルマン付きならこんなに愛らしい。
Hackesche Höfe, Hof 5
Rosenthaler Str. 40-41 10178 Berlin TEL:030-44048801
● アレクサンダー広場店
Im DomAquarée
Karl-Liebknecht-Str. 1 10178 Berlin TEL:030-27583238
● ポツダム広場店
Potsdamer Platz Arcaden (UG, im Durchgang zur S-Bahn)
Alte Potsdamer Str. 7 10785 Berlin TEL:030-25925691
http://www.ampelmann.de/
intershop 2000のMITROPA
DDR時代、旧東ドイツ国鉄の寝台列車「MITROPA」の食堂車で使用されていたノスタルジックな食器。旧東ドイツデザインのファンも多いから、レアなおみやげ としておススメ。
www.intershop2000-berlin.de
Dallmayr
知らない人はいないくらい有名な1700年創業の高級デリカテッセン。日本ではソーセージなどの肉加工食品が有名なので、持ち帰るにはかわいく包装されたチョコレートがいい。
www.dallmayr.de
Käfer
高級食料品もさることながら、ケーファーではトレードマークのてんとう虫が付いた食器を買いたい。ドイツでてんとう虫は幸福を呼ぶシンボル。値段もそれほど高くないからお試しあれ。
www.feinkost-kaefer.de
Heinemann
地元在住者御用達のコンディトライ。看板商品のバウムクーヘンは生ものなので避けたほうがいいかも。おみやげにはあえて、シャンパントリュフではなくシックな缶に入ったチョコレートをおススメしたい。
Martin-Luther-Platz 32, (Eingang über Königsallee oder Blumenstraße)
TEL:0211-132535
www.cafe-heinemann.de
● Düsseldorfer Senfladen
Bergerstraße 29 40213 Düsseldorf
http://senfshop.comaweb.de
Düsseldorfer Senfladen
さまざまな味のからしを扱うからし専門店。クランベリーやチリ、そしてなんとデュッセルドルフの地ビール、アルトビア味も。店内では試食が可能なのでいろいろな味を試したい。容器もかわいい。
ST. PAULI
サッカー、ブンデスリーガ2部に今年昇格したザンクト・パウリのグッズはいかが?黒地にシャレコウベのマークが付いた製品は粋でクール。ナチスやファシズムに反対する風刺モチーフもある。
©Benne Ochs / www.fcstpauli-shop.de
www.fcstpauli-shop.de
TEE-HANDELS-KONTOR BREMEN
青と白のストライプがお洒落なブレーメン近郊発祥の紅茶専門店。まだ日本ではほとんど知られていないので、新し物好きへのおみやげに最適。全国にショップがあるから一度覗いてみては?
www.fcstpauli-shop.de
アンケートで多くの読者が名前を挙げたのが、ドラッグストアで買える自然派化粧品「WELEDA(ヴェレダ)」。でもこちら、実はスイスのアーレムハイム生まれ。ドイツ人哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した「人智学」の考えに基づいている。「保湿クリーム類は男性・女性用ともに優れています。ハンドクリームは特に好評です。オーガニックブームに乗って、最近では伊勢丹デパートでも取り扱いを始めたんですよ」と、中山純・慶應義塾大学教授もおススメの一品。生粋のドイツみやげではないけれど、同じドイツ語圏だし、そんなに気にしなくてもいいかも?
www.weleda.deおみやげのことならその道のプロに聞け! ということで、日系みやげもの屋さんで人気商品を聞いてみた。
ドイツ国内に3店舗を持つ三越。ドイツ‐日本研究所所長のフロリアン・マルクス氏は言う。「おみやげが必要なときは、いつもデュッセルドルフ三越に行き、ドイツワインを数本買います。あるいは、ナイフ・フォーク・スプーンがセットになっているようなものやテーブルクロス、そしていくつかコップを購入するときもあります。いつ行っても、三越の店員さんがおみやげの的確なアドバイスをしてくれますし、私は彼女たちをとても信頼しています」
1. | Feilerの新柄ハンドタオル |
2. | Dr. Hauschka |
3. | AMPELMANN |
4. | Björn Köhlerなどエルツ地方の木製人形 |
5. | HEY-SIGNやPARKHAUSのフェルト商品 |
「ファイラーはいつも人気の商品ですが、若い人には流行りのハイサインやパークハウスなどのフェルト商品、日本でも話題のドクターハウシュカがおススメですね」(店長)
ECトレンディ www.ec-trendy.com
デュッセルドルフにギフトショップを構える老舗ECトレンディ。会員になれば(無料)、割引きなどの特典が受けられるのがうれしい。ブランドなどの品揃えも充実。「日本に帰る前はいつもここに来ます。おみやげに困ったら親身に相談にのってくれますので、友だちにもススメています」とデュッセルドルフ在住の主婦N子さん。
1. | Feilerの新柄ハンドタオルと小さめのハンドタオル、ベビー用品 |
2. | Medimaのアンゴラうさぎで作った肌着 |
3. | Steiffのキーホルダー |
4. | Niegelohの毛抜き |
5. | Josef Mackのバスオイルなど |
「メディマのアンゴラうさぎの肌着は、冬でもとても暖かく、両親や祖父母へのおみやげにとても喜ばれます。伸縮性もあるのでサイズの失敗もありません。ブリンクハウスの羽毛布団もおススメです」(店長)
弊誌ウェブサイト上で実施したドイツみやげに関する読者アンケート。皆さま、ご協力いただきありがとうございました。プレゼント当選者にはメールでご連絡ささせていただきますので、お楽しみに。
回答者73名:男性9名、女性63名、無回答1名
居住地域:ドイツ60名、日本10名、その他3名
年齢構成:20代9名、30代41名、40代13名、50代5名、60代2名、無回答3名
Q よく買うおみやげは? | |||||||||||
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やはり1位はビール王国だけにアルコール。おみやげにはビールでなくワインを買う人が多いようだ。ほかに、「メルセデスグッズ」という回答も。 |
Q ドイツの定番食料品と言えば? | |||||||||||
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大人も子どももドイツ人がみんな好きなグミは4位にランクイン。堂々の1位はチョコレート。ちなみに、紫の牛がモチーフの「Milka(ミルカ)」はドイツブランドではありません。念のため。第5位のソーセージ、いまは日本へ持ち込み禁止になってしまったのが残念。 |
Q 好きなブランドは? | |||||||||||
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よく買うおみやげランキングで第2位だったキッチン用品のWMFが2位に。日本で不動の人気のファイラーは納得。 |
Q 誰に買う? | |||||||||
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やはりおみやげをあげるのは、両親や兄弟、祖父母などの家族。意外にも、彼氏・彼女にはあまり買わないという結果が……。 |
Q おみやげの予算は一ついくら? | |
半数以上の読者が20ユーロまでの商品を購入。101ユーロ以上のおみやげ、一度でいいからもらってみたい!! |
Q どこで買う? | |||||||||||
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「その他」の回答には、「イーベイ・オークション」「蚤の市」「マーケット」などが。 |
Q いちばん喜ばれたドイツみやげは? | |||||||||||||
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以上の6つが同票で1位に。キッチン用品とおもちゃ・人形以外はすべて食料品。やはり、食べてなくなるものがいいのだろうか。 |
Q これ買ってきて!と頼まれたものは? |
「足でこぐBMWの子ども用のクルマ。大人でも乗れそうな立派な造りでした」(N.W.さん、女性、30代) 「フォークダンスをしている母に贈ったバイエルンの民族衣装」(K.Y.さん、女性、30代) そのほか、「Bi-Fi(サラミ)」「スプレー式生クリーム」「ビー ルシャンプー」「Dallmayrのコーヒー」という回答も。 |
Q おススメのドイツみやげは? |
「クリスマスマーケットで買えるシュガーコーティングしてあるナッツ。日本の母は毎年送って、と言います」(N.S.さん、女性、30代) 「脱臭効果のある金属製の石(靴の中に入れるもの、キッチン用、ルーム用などあり)」(Y.S.さん、女性、30代) そのほか、「マッシュポテトの素」「Bachpfeiffen(バッハプファイフェン)のチョコレート」「グリューワイン」など。「小麦粉」という回答も!! でも「肉屋さんのヌードル入り人形」っていったい……? |
特別な人にはワンランク上のおみやげを。でも値段は抑え目で──そんなときにおススメなのが、アウトレットショップにあるドイツの高級ブランド品だ。そこで、ドイツとオランダの国境にあるアウトレットショップセンター「ルールモント」にあるドイツ高級ブランドを覗いてみた。(編集部・神野直子)
www.designer-outlet-roermond.com
MÖVE
タオル地の商品で知られるメーヴェは、愛らしいカモメのマークでおなじみ。ドイツブランドであるというだけでなく、ドイツで生産されているというのもうれしい。色も豊富なので、自分のライフスタイルやインテリアにぴったり合う一品が見つかるはず。素材も綿だけでなく、綿プラス竹を織り込んだものや麻など、多様な品揃えになっている。
AIGNER
日本人にはよく知られている伝統のブランドだけに、おみやげにプレゼントすれば好印象を与えるのは間違いなし。革のカバンはもちろん、スカーフやベルトなどの小物も目先が変わっていいかもしれない。「プレゼントする相手の写真を持って行くと、より的確なアドバイスができる」(店長)とのこと。
HUGO BOSS
女性モードの分野では評判がイマイチ芳しくないドイツファッションだが、時代を超えたテイストと丈夫さが求められる男性ファッションならヒューゴ・ボスは抜群の人気を誇る。ビジネスからカジュアルまであらゆるニーズに対応しており、若い人から年配者まで、男性にプレゼントするには最適のブランド。
BREE
ドイツの革製品はしっかりした作りで定評があるが、それに機能性が加わったのがブリーの特徴。カバンはもとより、財布やキーホルダーなど小物も奇をてらわない良さが受けている。1970年代にブリー兄弟が創業し、今も家族経営の会社で作られる商品は、壊れてもアフターケアがしっかりしている点がドイツならでは。