4 März 2016 Nr.1021
東日本大震災から5年。ドイツ各地でも、様々な震災関連の催し物が行われています。「私の街のレポーター」では、ハノーファーとハンブルクから関連のレポートが寄せられました。当時、私は東京の18階のオフィスにいて、「いつもの小さな地震かな」と思っていたのですが、その揺れの激しさと長さに、同僚たちの顔がみるみる不安に曇っていったのを鮮明に覚えています。ドイツでは、地震の揺れに怯えることはなく、その安心感に時々あの日のことを忘れそうになってしまいますが、ほんの一瞬でもいいので、ふと目を閉じて、遠くへ行ってしまった人たちを思うこと、地球のどこにいても3月11日という日をそんなふうに心に刻んでいきたいです。(丑)
「ガチャンッ」という音を聞いた瞬間、鳥肌が立つ。そんな経験をしたことはありますか? 私は3回ほど。何の話かというと、鍵を持たずに家を出た瞬間の話。ドイツの住居は、大体がオートロック式なので、そんなときは、合鍵を持っている人が帰ってくるか、鍵屋さんが来るまで部屋には入れません。この鍵屋さん、駆けつけてくれた瞬間は天使にも見えるのですが、地獄の沙汰も金次第とばかりに、なかなかの金額を要求します。ものの1分も掛からない作業に、平日なら100ユーロ前後、週末だと300ユーロ前後(汗)。最近、引っ越した家の鍵は3セットあり、1つを予備で保管するようにと渡されました。これはイイ! ともあれ、皆様、お出掛けの際は鍵をお忘れなく!!(羊)
2月19日、在デュッセルドルフ日本国総領事館とNRW州の独日協会が主催するシンポジウム「ドイツにおける日本のイメージ(„Das Japan-Bild in Deutschland“)」に行ってきました。意外だったのが、前みち子教授(デュッセルドルフ大学)とラインハルト・ツェルナー教授(ボン大学)による発表で、日本のイメージに影響を与えている要因が「FUKUSHIMA」ではなく、2012年の「政権交代」にあり、安部首相の「アベノミクス」などの政策についてドイツのメディアが否定的に報道していることにあるということ。今なお、ドイツのマスコミが報じる「日本」は固定観念に縛られていますが、それを払拭するべく「Japan Digest」の編集者として頑張ります!(花)
英国ニュースダイジェストの(遊)です。前号の麺特集に影響され、通っているダンス・スクールの女の子たち6人を引き連れて、ご紹介したラーメン屋さんの一軒にお邪魔しました。欧州美女たちと居酒屋風の部屋で密着しながらのラーメン……! 私が男性だったら、周りからの嫉妬の視線が痛かったことでしょう。麺ものだけでなく、サイド・メニューが豊富なところがありがたい。皆で少しずつシェアしながら食べると盛り上がります。料理がくるたびに「これはなに?」と少し脅えながら口に運んで、飛び切りの笑顔を浮かべる友達の顔が印象的でした。レストランよりも少しお手軽に楽しめる日本の味、友人を誘って今晩のディナーにいかがですか?(遊)