ドイツ人が好きな果物No1に輝くリンゴは、その起源や味わい、
料理や加工品の種類も多様で個性豊か。
そんなドイツで愛されているリンゴの魅力をご堪能あれ。
(Text:編集部)
ドイツで味わう
リンゴを使った料理・加工品
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Apfelstrudel
アプフェルシュトゥルーデルドイツを代表するお菓子の一つ。リンゴをシュトゥルーデル生地で何層にもして包む。仕上げに粉砂糖をまぶして、皿にバニラアイスやバニラソース、ホイップクリームなどを添えていただく。ハンガリー人がその昔、トルコのお菓子「バクラヴァ」の生地を利用してリンゴを包んだことが起源とされている。
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Apfelkuchen / Apfelküchlein
りんごケーキ日本のアップルパイとは違い、ドイツのりんごケーキは、リンゴが生地に練り込まれしっとりとした味わいのものが一般的。また、バーデン=ヴュルテンベルク地方が発祥と言われている「Apfelküchlein(アプフェルキューヒライン)」は、輪切りにしたリンゴにケーキの生地を絡ませてさっくりと揚げたもの。
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Apfelschorle
アプフェルショーレりんごシューズを炭酸水で割ったドイツで一般的な炭酸飲料。ドイツ国内のレストランやカフェでは、リンゴのほかにもさまざまなフルーツジュースを炭酸水で割るショーレスタイルの飲み物が人気。お気に入りのりんごジュースや炭酸水で自分だけのオリジナルアプフェルショーレを作るのもおすすめ。
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Apfelwein
りんごワインフランクフルトの地酒「アプフェルヴァイン」は、独特の酸味が特徴。同地ではクリスマスマーケットの時期になるとホットアプフェルヴァインが楽しめる。Bembel(写真右)と呼ばれるりんごワイン専用の陶器の水差しで専用のグラスGeripptes(写真左)に注がれるのが伝統的なスタイル。
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Apfelmus
りんごムースリンゴをすりつぶしてペースト状にしたもの。ドイツではじゃがいもを揚げたクリスマスマーケット定番のスナック「ライベクーヘン」(写真右上)や、ローストした肉のソースとして使われるのがポピュラー。ほのかな甘みと酸味が感じられる。スーパーにはさまざまなメーカーのりんごムースが展開されている。
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Rotkohl Apfel Salat
赤キャベツとリンゴのサラダ見た目にも美しく爽やかな酸味がきいた味わいは、お肉の付け合わせとしても重宝される一品。バリエーションは無限大で、ニンジンやコーン、オレンジ、砕いたクルミやアーモンドなどをプラスすると色味や味わいの変化も楽しめる。好みに合わせてアレンジしてみては?