Stefan Raab 1966年、ケルン生まれ。ショーマスター、エンターテイナー、ミュージシャン、音楽プロデューサー。 (左写真 ©ProSieben) |
企画、制作、司会もするバラエティ番組「TV Total」をPro7局で始めたのは1999年。女子ボクシング世界チャンピオンのレギーナ・ハルミヒら有名スポーツ選手と試合をするなど、多岐にわたるショーを展開してきた。2月14日に行った第4回連邦州対抗歌唱コンテスト「Bundesvision Song Contest」では、ブランデンブルク州のバンド「Subway to Sally」とテューリンゲン州の歌手「Clueso」が大接戦を演じ、全国的な大フィーバーをもたらした。
イエズス修道会の寄宿学校でアビトゥアまで終え、ケルン大学法学部を5学期で中退して食肉業者資格を取得。しかし父親の精肉店は継がず、93年にテレビ局VIVAで職を得て、ショービジネス界にデビュー。
サッカーのベアティ・フォークツ代表監督を茶化したシングルで、ヒットチャート2位に浮上したのは94年。以後は欧州国別対抗歌唱コンテスト「Eurovision Song Contest」への参加を目的に、コメディアンのギルド・ホーンへ97年に戯れ歌を、歌手マックス・ムツケへ04年にラブソングをプロデュース。00年には無意味な歌詞の「Wadde Hadde Dudde Da」で自らコンテストに乗り込み、なんと5位につけた。
一般人の挑戦者とクイズやスポーツなど15種以上のゲームを競うテレビ番組「Schlag den Raab(ラーブを倒せ)」のコンセプトは世界各国でも売れ、今年、ゴールデンカメラ最優秀エンターテインメントを受賞。ドイツを代表するマルチタレントであることは間違いない。
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