Maite Kelly 1979年12月4日西ベルリン生まれ。歌手。ケリー・ファミリーの第11子。 |
民放RTL局の『Let’s Dance』は、有名人がプロのダンサーと組んでワルツやチャチャチャ、タンゴなどの社交ダンスを競う8週連続のライブショー。先頃その第4シリーズ(3月23日~5月18日)に出場し、大方の予想を超えた技術と演技力で優勝をさらった。
1970年代後半から欧州で知られるミュージックグループ、The Kelly Familyに属する。メンバーは名前の通りケリー一家。1966年に米国からスペインへ移民してきたアイルランド系アメリカ人ダニエル・ケリー(故人)とその家族によるバンドだ。
なにせ上から11番目、下から2番目の子どもなので、ファミリーがパンプローナのフェスティバルで歌っていたところをスペインのテレビ局に見出されたことや、初の国外ツアーからバスを住居とする移動生活に入ったことは後から聞いた。初舞台は西ベルリンでママの胸に抱かれた生後3日目。名前のマイテは“望まれた子”を意味するバスク語である。
それからずっと舞台に立ち続け、世界的にヒットした1994年のアルバム『Over the Hump』にも、もちろん参加。ドイツ人と結婚して2児の母となった現在も、ソロ活動でディズニーアニメ『ティンカー・ベル』のドイツ語タイトルソングやミュージカル『Hairspray』への出演など、地道な芸能活動を続けている。
今回のレッツ・ダンス出場は「おでぶちゃんにしては上手いと同情されるのはまっぴら」だったので頑張った。優勝によって「過小評価されている人のシンボルになったかも。これからもダンスするわ」と大喜びだ。
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