1964年12月7日ミュンヘン近郊フェルトキルヒェン=ヴェスターハム生まれ。CSUの政治家。連邦農業・食糧・消費者保護相。
Quelle: Laurence Chaperon / BMELV
町議員から州議員、さらに連邦議員へと進出し、2008年からは第2次メルケル政権の農業・食糧・消費者保護相として国政を担っている。が先頃、所属するCSUのホルスト・ゼーホーファー党首(バイエルン州首相)と並んで記者会見に臨み、来年秋に連邦と同州で同時期に行われる議会選挙では「州の方に出馬する」と表明。がぜん注目を集めている。
女性の職業としては珍しく、高校卒業後に電気技師の資格を取ってヘリコプター電気系統の開発に携わってきた。CSUには19歳で入党。ほぼ10年後に地元オーバーバイエルンの執行部へと躍進し、以後は民族衣装が似合う大柄なスタイルと強い方言でバイエルン色を打ち出す女性政治家になった。
オーバーバイエルンは州の中核にして、CSUが前回選挙で20%も得票を減らした地域。しかも、ミュンヘン市のクリスティアン・ウーデ市長が来年の改選にSPDの州首相候補として出馬するとあり、危機感を抱くゼーホーファー党首が同地出身の女性政治家を再投入する戦術に打って出た模様だが、カトリックの伝統国で“シングル子無し”の状態はマイナス要因になりかねない。
その不安には、「子どもがいる家族形態は理想ですが、ほかのフォームもあり、バイエルン人はリベラルになっています」と反論。それでも今まで「います」としか言わなかった男性パートナーを公開する必要に迫られたらしく、11月23日の連邦プレス舞踏会への同伴を決心、さらにメディアを騒がせている。
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