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ウーヴェ・オクセンクネヒト

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ウーヴェ・オクセンクネヒトUwe Ochsenknecht
1956年1月7日ヘッセン州ビブリス生まれ、マンハイム育ち。俳優。
©Jens Wolf/DPA/Press Association Images

2月から民放SAT.1が撮影を進めるTV映画『Udo Honig – Kein schlechter Mensch(ウド・ホーニヒ 悪人じゃないぜ)』は、巨額脱税の罪で禁固3年半の実刑判決を受け、昨年6月から刑務所で服役中の名門サッカークラブ、バイエルン・ミュンヘンのウリ・ヘーネス元会長をモデルにした風刺ドラマ。その主役ホーニヒを演じ、ふてぶてしさに磨きをかけている。

個性的な顔つきと、コメディーから古典、犯罪物まで演じられる幅の広さによって、国内ではかなり知られる俳優である。ウォルフガング・ペーターゼン監督を一躍有名にした1981年の映画『U・ボート』でブレークし、現在までに『素粒子』『ルートヴィヒ』など100本以上の映画やTVドラマに出演。ドリス・ドゥリー監督の『メン』や、同監督が日本で撮ったドイツ人中年兄弟の珍道中『MON-ZEN[もんぜん]』によって、日本でもファンが多い。

ただ今撮影中のTVドラマで演じるウリ・ヘーネス、もとい、ウド・ホーニヒ元会長は、収監された貧相な刑務所で厳格なモーザー所長を相手に虎視眈々と策を練る。所長を演じるハイナー・ラウターバッハとは『メン』以来の腐れ縁だ。

一方の実在ヘーネス氏はというと、模範囚として今年初頭からは半自由拘禁囚となり、日中はバイエルンのユース部門に勤務している。話題のニュースのドラマ化であり、「成功者の顔と、隠し事に精を出してしまう裏の顔を併せ持つ人物の心の衝動を演じるのは役者冥利に尽きるね」。今秋に放送。(Y.T.)

 
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高橋容子 ドイツニュースダイジェスト創刊時からの常連ライター。日本で文芸映像翻訳を手がけ、渡欧。英・独・豪と移り、現在はスペインのバスク州暮らし。 www.geocities.jp/takahashi_mormann
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