最近は昔に比べると暖冬ですが、ドイツの冬は厳しくなることも。そのためには本格的な冬が到来する前に、大いに食べて(少し脂肪を蓄え)冬越しの準備をする必要があります。そう自分に言い聞かせ、後ろめたさは少なめに、秋はおいしいものを思う存分食べたいと思っているこの頃です。そんな私が今年出会ってしまった、ドイツではあまり見かけない珍しいレストランをレポートしたいと思います。
タブレット端末で簡単オーダー
まずはStuttgart Vaihingenのランドマーク、シュヴァーベンギャラリー中庭にあるMikomi Sushi &Grillです。価格がお手頃な月~土曜日のランチ食べ放題のほかに、さらに鰻の入った寿司や棒状お好み焼きなど、オーダーできる料理の種類が増える食べ放題メニューが用意されていて、どちらも大人気。ドイツ人にはもちろん、アジア人にも受け入れられる味で、いつもにぎわっています。店内の雰囲気は、日本の居酒屋を思わせる落ち着いた雰囲気なのもうれしいです。
日本人にも好まれるトルコパン
注文方法は、ドイツではあまり見かけないタブレット端末を使ったセルフオーダーシステム。1回にオーダーできる数が決まっていて、1回オーダーするとまた10分ほど待った後に再オーダーできる仕組みです。ランチビュッフェでも、お寿司のほかに、野菜天ぷらや搔き揚げ、サツマイモコロッケ、エビフライ、焼きうどんなど、お料理の種類も充実。デザートコーナーも設けられていて、プチケーキや果物のほかに、アイスクリームも食べ放題となっています。運が良ければ、ゴマ、抹茶、小豆アイスにも出会えます。ランチ食べ放題は2時間で飲み物別で13ユーロ弱、通常の食べ放題は26ユーロ弱。子ども料金も設定されています。
Stuttgart Vaihingenでもっと気軽にお手軽グルメを楽しみたい方には、Salz & Sesam(塩とゴマ)という少し奥まったところにある、隠れたトルコ系パン屋さんがおすすめです。白ゴマが香ばしいシミットやアチュマ、中にチーズやほうれん草が入っている長細いシガータイプのボレックなど、トルコ系パン屋さんならではのラインナップが楽しめます。とっても優しいスタッフに迎えられほっこり。日曜日に開いているのもありがたいです。
タピオカミルクティー用のマイボトルってないのかな?
また、今年6月半ばにStuttgart VaihingenにLANBubble Tea and Smoothieという新しいタピオカミルクティー屋さんがオープンしました。さまざまなトッピングが可能で、スムージー系の種類も豊富。最近のお店一押しはタピオカパール入りのマンゴー抹茶ラテだそうです。どんな味なのか興味深々。私はウーロンミルクティーにタピオカパールを入れるのがお気に入りで、昔友だちと台湾の屋台でおいしいもの食べたなぁ、なんて思い出に浸りながら、甘いタピオカミルクティーを飲むのでした。ぜひ、皆さんもドイツの街中ならではのお手軽グルメを探して、いろいろ楽しんでみてくださいね。
大阪生まれ、東京育ち。2007年末よりシュトゥットガルト在住。Merz Akademie大学視覚コミュニケーション科卒。語学力を武器に、日本企業のリロケーションをサポートしながら、メディアデザイナーとしても幅広く活躍している。趣味はギターと読書。