ズッキーニ・Zucchini
きゅうりに似た外観だけど、実はカボチャの仲間のズッキーニ。南米原産で、ヨーロッパに入ったのは大航海時代だとか。栽培しやすいこともあり、今では世界中で食べられています。煮て良し、焼いて良し、揚げて良しの万能さが何とも頼もしい食材です。
ポピュラーなのは、ナスやトマトなど他の夏野菜と炒め煮したラタトゥユ。天ぷらや南蛮漬けにしてもおいしいし、輪切りにして軽くソテーすれば、肉や魚の立派な付け合わせに。肉に偏りがちなバーベキュー時の野菜補給にもばっちりです。もっとも、バーベキューのときに野菜を焼くドイツ人は少なくて、台湾人の彼女をもつドイツ人男性が我が家のグリル風景を垣間見、「ここもズッキーニとナスか」と嘆息をもらしたことも。おいしくって安くってヘルシーで、なおかつ簡単なら何でもいいじゃん!!
日持ちのする野菜ではあるけれど、気がついたら、ドロドロに溶けていた……なんてことにならないよう、夏は冷蔵庫で保管してください。
ズッキーニを薄く切ってフェトチーネ風にした前菜です。ざりがには、ディスカウントスーパーなら1パック2ユーロ程度で手に入ります。
2人分 | |
ズッキーニ | 1本 |
ざりがに(Flusskrebs) | 100g |
オレンジ果汁 | 200ml |
オリーブ油 | 50ml |
砂糖 | 小さじ1 |
レモン汁 | 大さじ2 |
ペスト(市販のバジルソース) | 小さじ1.5 |
塩 | 適宜 |
片栗粉(Speisestärke) | 小さじ1 |
1. | ズッキーニは縦に4つ切りにし、まな板の上にのせ、ピーラーで薄く剥いでいく。 |
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2. | 熱湯で①を30秒ほど塩茹でし、ざるにあげ、冷水をかけておく。 |
3. | オレンジ果汁と砂糖、塩を鍋に入れ、火にかける。煮立ったら、オリーブ油とレモン汁大さじ1を加え、少々煮つめ、最後に水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、冷ます。 |
4. | ペストは、レモン汁と大さじでのばしておく。 |
5. | 皿に③のソースを敷き、④を加え、 フォークでマーブル模様を作る。 |
6. | 水気を絞ったズッキーニをのせ、その上にざりがに、ペストをおく。 |
ズッキーニのきぬた巻き、お酢の香りで夏らしく
4人分 | |
ズッキーニ | 1本 |
かにかま(Surimi) | 12本 |
● 黄身寿司 | |
卵黄 | 2個分 |
砂糖 | 大さじ1 |
酢 | 小さじ1.5 |
塩 | 少々 |
● 甘酢 | |
水 | 180ml |
酢 | 60cc |
砂糖 | 大さじ2 |
塩 | 少々 |
唐辛子輪切り | 数枚 |
● 土佐酢 | |
だし汁 | 100ml |
酢 | 30cc |
醤油 | 大さじ1 |
みりん | 40cc |
かつおぶし | 適宜 |
1. | カニカマは、縦に半分に切る。 |
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2. | ズッキーニは、カニカマの長さに合わせて切り、かつらむきにし、(途中で切れても、巻くときに重ね合わせれば大丈夫)塩水につけてしんなりさせる。 |
3. | ②をさっと洗って甘酢につける。 |
4. | 黄身ずしの材料をボールに入れて混ぜ、湯せんし、よく練る。ねっとりしてきたら、ラップで包んで棒状に伸ばし、冷やす。(炒り卵でも代用できます) |
5. | ③の水気をふきとり、巻きすに並べ、その上に半分のカニカマ6本と同様の長さに切った黄身ずし1本をおいて巻く。 |
6. | 巻き終わったら、ラップにくるんで冷蔵庫で冷やしておく。 |
7. | 適当な大きさに切り、土佐酢をかけて出来上がり。 |
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