白菜 Chinakohl
霜に当たると甘味が増すため、日本では冬野菜に数えられる白菜。でも、ドイツでの旬は10~11月と言われています。日に日に寒くなるこの季節、グラタンやスープの具材として使われることが多いよう。ところで、お鍋や蒸し物、浅漬けなど、日本人の食生活には、なくてはならない白菜ですが、その歴史は意外と浅く、日本で栽培されるようになったのはここ100年くらいのことで、ヨーロッパに広まった時期とさほど変わらないのだとか。白菜パワーに脱帽です。
白菜と鮭のミルフィーユ
切る際の崩れやすさは、押し寿司の型を使えば解消。もちろん普通の耐熱皿でも作れます。
(5人分) | |
白菜 |
150g
|
鮭切り身 | 120g |
塩 | 小さじ1 |
さやえんどう | 6枚 |
糸とうがらし※ | 好みの量 |
※糸とうがらしはアジアンショップのほか、「Chillifäden」という名前で、ドイツのハーブ類を扱っているお店で手に入ります。辛味は控え目ですが、彩りに重宝します。 |
1. | 白菜を型の大きさに合わせて切り、塩を振って20分程置き、しんなりさせる。 |
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2. | 水で塩を洗い流して水気を切る。 |
3. | 鮭を薄切りにする。 |
4. | 型の中に白菜と鮭を交互に、そして最後に白菜が来るようにして重ねていく。 |
5. | 蒸篭か蒸し器に入れて、沸騰してから約10分蒸す (耐熱皿であれば、ラップをして電子レンジ強で8分でもOK)。 |
6. | ⑤の上に茹でたさやえんどうをのせて切り分け、ソース(後述)をかけて、最後に糸とうが らしを飾る。 |
ソース
写真は土佐酢ですが、寒い日には温かいホランデーズソースをかけた洋風がお勧めです。
小鍋に水と白ワイン各大さじ1を入れて火にかけ、沸騰したら火からおろして卵黄1個 分とレモン汁大さじ1/2を加え、泡立てる。湯を張ったボウルで湯煎しながら、やわら かくしたバター60gを少しずつ入れて、もったりするまでよく練る。仕上げに塩・こ しょうを入れてよく混ぜる。
写真は土佐酢ですが、寒い日には温かいホランデーズソースをかけた洋風がお勧めです。
● 土佐酢
だし汁100ml、酢60ml、醤油大さじ1、みりん40mlを混ぜ合わせる。
小鍋に水と白ワイン各大さじ1を入れて火にかけ、沸騰したら火からおろして卵黄1個 分とレモン汁大さじ1/2を加え、泡立てる。湯を張ったボウルで湯煎しながら、やわら かくしたバター60gを少しずつ入れて、もったりするまでよく練る。仕上げに塩・こ しょうを入れてよく混ぜる。
白菜の芯の甘酢漬け
中華風の浅漬けです。簡単ですが、箸がすすむ美味しさです。
(4人分) | |
白菜 (下の白い部分のみ) |
100g
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塩 |
小さじ1/2強
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酢 |
大さじ2
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砂糖 | 大さじ2 |
とうがらし (Peperoni) |
小口切り7片 |
ごま油 | 大さじ1強 |
1. | 白菜は7cm程度に細長く切り分ける。 |
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2. | ①の白菜に塩を振って20分程置き、しんなりさせる。 |
3. | 水で塩を洗い流して水気を切る。 |
4. | 酢と砂糖を混ぜ合わせ、とうがらしを入れたつけ汁に③を入れて1時間程置く。 |
5. | 皿に盛り付け、ごま油を小鍋で熱したものを回しかける。 |
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