鯛(ヨーロッパヘダイ)Dorade
欧州で最もポピュラーな食用魚で、地中海沿岸で獲れるほか、養殖も盛んです。新鮮なものはお刺身としても食べられますが、日本の鯛に比べると小ぶりで身が薄く、切り身にするのが少々難しいので、今回は見栄えも良い、1尾を丸ごと使ったレシピをご紹介します。レストランでは1人前1尾で出されますが、日本の食卓には、ほかの料理が並ぶことも多いので、1尾で2~4人前といったところでしょうか。
鯛の下処理
鯛の鱗はスプーンを使い、尾から頭に向かって鱗を逆立てながらこすると簡単に取れます。次に、腹の部分に包丁を入れ、内臓を取り出します。手に生臭さが付くのが気になる方は、使い捨ての手袋を使うか、スプーンで掻き出すと良いでしょう。その後、冷水で洗い流し、キッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取ります。
鯛の鱗はスプーンを使い、尾から頭に向かって鱗を逆立てながらこすると簡単に取れます。次に、腹の部分に包丁を入れ、内臓を取り出します。手に生臭さが付くのが気になる方は、使い捨ての手袋を使うか、スプーンで掻き出すと良いでしょう。その後、冷水で洗い流し、キッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取ります。
鯛の塩釜焼き
簡単で豪華。木槌で石釜を割るパフォーマンスが楽しさを盛り上げます。
(2〜4人分) | |
鯛 |
1尾
|
昆布 | 1片 |
塩 | 500g |
卵白 | 1個分 |
1. | 鯛の下処理をする。 |
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2. | 昆布は、固く絞った濡れ布巾で拭いて汚れを落とす。 |
3. | 塩と卵白をボウルに入れ、もったりするまで手でよく混ぜ合わせる。 |
4. | 耐熱皿に➂を3分の1程度、鯛の形に敷く。 |
5. | ➃の上に昆布を乗せて、その上に鯛を置き、残った塩で鯛を覆って形を整える。 |
6. | 190度に温めたオーブンで40分程焼く。塩にきつね色の焼き色が付いたら出来上がり。 |
7. | 耐熱皿ごとテーブルに運び、木槌や肉叩きなどで塩釜を割って、塩を取り除いてから取り分ける。 |
鯛のポロ葱蒸し
ポロ葱がメキメキ太って美味しい季節。友人からのリクエストが多い1品です。
(2〜4人分) | |
鯛 |
1尾
|
ポロ葱 | 1~2本 |
しょうが | 2片 |
塩 | 小さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
植物油 | 大さじ1 |
コリアンダー | 適量 |
☆たれの材料 |
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しょうゆ | 30ml |
蒸し汁 | 50ml |
こしょう | 適量 |
砂糖 | 小さじ1 |
植物油 | 大さじ2 |
ごま油 | 大さじ1 |
1. | 下処理をした鯛の表面に、塩、酒、植物油をまぶして下味を付ける。 |
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2. | 皿の上に、乱切りにしたポロ葱(青い部分を中心に)とスライスしたしょうが(1片分)を乗せ、その上に鯛を置いて、熱の回ったせいろで20分蒸す。 |
3. | ポロ葱(白い部分)と残りのしょうがを細切りにする。 |
4. | 小鍋にしょうゆ、蒸し汁を入れて温め、こしょうと砂糖を加える。 |
5. | 蒸し上がった魚の上に➂のポロ葱としょうがをたっぷりと盛り、コリアンダーを散らして➃のたれをかける。 |
6. | 仕上げに、植物油とごま油をフライパンで熱したものを上から回しかける。 |
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