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旅ールのすすめ - ビールに会いに旅に出よう

山片 重嘉コウゴ アヤコ 東京生まれ。看護師をへて、旅するビアジャーナリストに転身。旅とビールを組み合わせた「旅ール」(タビール)をライフワークに、世界各国の醸造所や酒場を旅する。ドイツビールに惚れ込み1年半ドイツで生活したことも。『ビール王国』(ワイン王国)、『ビールの図鑑』(マイナビ)、『BRUTUS』(マガジンハウス)など、さまざまなメディアで活躍中。
www.jbja.jp/archives/author/kogo

心と体を整える「サ旅ール」のススメ

心と体を整える「サ旅ール」のススメ

ドイツでは毎年9月24日が「サウナの日」に制定されていることをご存じだろうか。ドイツはフィンランドに並ぶサウナ大国。サウナは単に汗を流す場所ではない。「Gemütlichkeit」(心地よさ)を大切にする文化として人々の暮らしに浸透している。

この価値観はビールにも通じる。ドイツではビールは酔うための飲み物ではなく、家族や仲間と穏やかな時間を過ごし、心身をほぐすための存在でもある。サウナもビールも、より心地よく暮らすための文化なのだ。サウナと旅ールを組み合わせた、「サ3 旅ール」に出かけてみてはいかがだろう。

ビールの都・バンベルクから列車で約20分。「Obermain Therme」は、ドイツを代表する温浴施設の一つで、バイエルン州で最も高温かつ高濃度の天然温泉塩水を誇る。その一角に広がる「SaunaLand」はテーマの異なる11種類のサウナをはじめ、天然池やガーデン、静かな休憩スペースが整備されている。2027年にはさらに拡張される予定だ。塩水に身を委ね、サウナで汗を流し、外気浴で深く呼吸する。体だけでなく心まで軽くなっていく。そして整った体が自然と求めるのは、おいしいビールだ。

バンベルクへ戻り、さらにバスで約30分。Brauerei & Gasthof „Zur Sonne” は、シューマン家が代々受け継ぐ家族経営の醸造所。ガストホフやビアガーデンには地元の人々が集い、穏やかな時間が流れている。家族や友人とゆったりとグラスを傾け、心地よい酩めいてい酊に身を委ねる。その過ごし方は、サウナでくつろぐ時間とどこか重なる。

看板ビールの「Zunft Trunk」は、ダークチョコレートを思わせる香りとキレの良さが魅力。サウナで乾いた体にじんわりと染み渡る。ビールと郷土料理を存分に味わったら、そのまま併設の宿へ。心地よい疲れを感じながらベッドへ飛び込む……。これぞ「サ旅ール」の醍醐味だ。

vol.117
Zunft Trunk

スタイル:ケラー
原材料:大麦麦芽、ホップ
アルコール度数:5.3%

Zunft Trunk

醸造所名 Brauerei & Gasthof „Zur Sonne“ GmbH & Co. KG(ゾンネ醸造所)
創業年 1587年
住所 Regnitzstraße 2, 96120 Bischberg
その他のラインナップ Sonne Weiße、Urtyp Hell、Sonnen Pils、Premium Lager
URL www.sonnenbier.de
●通販不可
 
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