【ベルリン 3月3日 時事】ドイツ北部ハンブルク市(州と同格)で2日、議会選が行われた。選管の暫定集計結果によると、2月の連邦議会選で大敗したショルツ首相率いる与党・社会民主党(SPD)が得票率33.5%(前回39.2%)で、辛くも第1党を維持した。連邦議会選で最多得票だった保守野党キリスト教民主同盟(CDU)は得票を倍近く伸ばして19.8%としたが、第2党にとどまった。
反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は7.5%。同党の支持は旧東独地域から全国的に広がりつつあるが、ハンブルクでは難民対応が大きな争点とならず勢いを欠いた。
社民党と連立を組む緑の党は18.5%で、躍進した前回の24.2%から票を減らした。東独・共産主義政党の流れをくむ左派党は予想外に伸びた連邦議会選の余勢を駆って、11.2%と同市議会選で初めて2桁に乗せた。
21 Feb. 1236号
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